瀧川 正実 2023/7/12 9:00

生活者1人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」を展開するEarth hacksが、ヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」に出店した。

サイト名称は「Earth hacksモール Yahoo!ショッピング店」。CO2e(CO2相当量に換算した値)を従来の製品と比較してCO2削減率(%)を表示するスコア「デカボスコア」導入製品を販売。生活者が脱炭素に貢献できる仕組みを提供する。「デカボスコア」は従来品やサービスに比べた削減量の差を可視化し、生活者の脱炭素への行動を後押しする仕組み。

生活者1人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」を展開するEarth hacksが、ヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」に出店した
「デカボスコア」導入製品の例

たとえば、廃材から生まれた世界に1つだけの家具や日本伝統の和紙から生まれた着心地の軽やかなTシャツなど、排出するCO2排出量が少ないアイテムなど、約200商品を販売する。今後、年内に1000商品以上の取り扱いをめざす。

Earth hacksは三井物産と博報堂が脱炭素化を推進するために設立した共創型の事業会社で、プロジェクト自体は2022年7月にスタートしており、パートナー企業は70社超。商品やサービスの排出CO2相当量の削減率を可視化する「デカボスコア」などを展開している。

「SDGs」の認知率は9割を超えており、そのなかでも「環境問題への危機感」は高いテーマ。ただ、「環境貢献したいけど、何をしたらいいかわからない」「どの商品が環境にいいかわからない」といったユーザーは少なくない。

一方、企業側も「独自に取り組みを実施していてもユーザーに知られていない」「ブランディングや売り上げにつながりにくい」といった課題を抱えている。

「Yahoo!ショッピング」とEarth hacksが連携することで、脱炭素関連商品や環境に配慮した商品などの魅力をより多くの人に伝えていく。

インターネット通販のプラットフォーマーとして、環境に良い商品の品ぞろえの拡大はもちろんのこと、ユーザーに商品を届ける、受け取る過程で発生している再配達の削減も、荷物の受け取り方の多様化などを通して解決し、脱炭素社会の実現をめざしていきたい。(ショッピング統括本部 プロダクション1本部兼事業企画本部長 杉本務氏)

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