リサーチプラットフォーム「ユニーリサーチ」を展開するプロダクトフォースは2月25日、AIエージェントがインタビュアーとなり、インサイトを探るデプスインタビュー調査の設計から実査、分析までを一気通貫で担う新サービス「ユニーリサーチ AIインタビュー」のティザーページを公開した。事前登録も開始。調査業務の工数を従来比で最大97%削減し、最短1日で完結できるとしている。
設問作成、録画・文字起こし、自動深掘り、レポートまで自動化
デプスインタビューとは、対象者と1対1で対話しながら、回答の背景にある心理や行動理由を深掘りし、「インサイト(隠れた本音)」を探る定性調査手法。「ユニーリサーチ AIインタビュー」は、従来手法では約6週間を要していた「募集〜レポート」までの工程を最短1日で完了し、調査業務の工数を97%削減するという。
これまで数名程度が限界だったデプスインタビュー調査を数百人規模で実施でき、情報の網羅性と深いインサイトを同時に獲得できるとしている。また、累計8万件以上の調査実績を持つユニーリサーチのデプスインタビュー調査専用パネルと即時に連携し、調査対象者へスムーズにアクセスできる。
提供予定の機能は、目的を入力するだけで調査票を自動生成する「設問自動作成」、インタビューの録画と自動文字起こし、AIアバターによる自動深掘り、要約・定量分析・アフターコーディングを含むレポート・集計の自動化など。さらに、回答に基づくペルソナやカスタマージャーニーマップの自動生成、チャットによるセグメント分析も可能としている。
プロダクトフォースによる事前検証では、2日間で50人の回答が集まり、最終的なn数は60人、回収率は94%だったという。体験面では「今後、再度AIインタビューを受けたい」と回答したユーザーが81.7%に達し、不良回答率はゼロだったとしている。
4月にβ版トライアル、5月にβ版正式リリース予定
今後、2026年4月にβ版の先行トライアル提供を順次開始し、2026年5月にβ版の正式リリースを予定する。事前登録者には先着30社限定で無料トライアルやサービスデモを案内する。
デプスインタビューでインサイトを探る
デプスインタビューは、専門スキルを持つモデレーターが必要で、調査完了までのリードタイムが長く、費用も高額になりやすいことから、実施機会やサンプル数が限られるという課題があった。
プロダクトフォースは、商品・サービスが飽和しユーザートレンドの変化が加速するなかで、ユーザーに選ばれる商品・サービスをつくるには新しい切り口を見つけ続けることが求められると説明。その手段としてデプスインタビューの重要性が高まる一方、従来手法では実施ハードルの高さがボトルネックになっていたとしている。
また、定量調査(アンケート)は事実情報の収集に向く反面、回答の背景にある心理や行動理由の深掘りが難しいとし、設問の複雑化による「アンケート離れ」や不正回答も課題にあげた。こうした状況を踏まえ、AIによるデプスインタビューで、従来の定性調査が抱える実施負荷と、定量調査の情報量の薄さを同時に解消する。
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