ニトリの通販・EC売上は14.6%増の443億円、通販比率は6.9%(2020年2月期)

2020年2月期の通販売上高は前期比14.6%増の443億円。ネット限定商品の売上高が同40%増と好調だった。当期はアプリの刷新、化粧品ブランドの発売、ファッションECサイトの開設なども行なった
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ニトリホールディングスの2020年2月期における通販事業の売上高は、前期比14.6%増の443億円だった。ネット限定商品の売上高が同40%増と好調。連結売上高に占める通販売上高の比率は約6.9%だった。

通販・EC売上の推移(画像はニトリHDの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

EC事業では商品のサイズ違いや色違いなど、実店舗に置き切れない商品を展開したほか、二段ベッドやオーダー収納家具など、店舗での取り扱いが少ない商品カテゴリーをネット限定商品として販売した。

2020年2月期はO2Oを推進するため「ニトリ公式スマートフォンアプリ」を刷新。画像検索機能を実装し、店舗の在庫情報や、店内の商品の位置情報を顧客が確認できるようにした。顧客のニーズに合わせて情報を配信するワン・トゥ・ワン・マーケティングも強化しているという。

化粧品やファッションも強化しており、2020年1月に発売した化粧品ブランド「ガーディオ」は公式オンラインショップ「ニトリネット」でも販売。ニトリのグループ会社でファッションブランドを展開するNプラスは、公式通販サイト「N+公式通販サイト」を2019年10月にオープンした。

Nプラスについて(画像はニトリHDの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

売れ筋商品を集めた小型店舗「デコホーム」の公式サイトから「ニトリネット」へユーザーの誘導を図るなど、公式サイトとECサイトの連携も強化した。

ニトリホールディングスの2020年2月期における連結売上高は前期比5.6%増の6422億7300万円。営業利益は同6.6%増の1074億7800万円、経常利益は同6.3%増の1095億2200万円、当期純利益は同4.7%増の713億9500万円だった。33期連続で増収増益となっている。

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