商品が届いてから決済方法を選ぶ「届いてから払い」とは? コンビニ収納代行費用の値上げ対策にも役立つ新しい後払いサービス

「届いてから払い」は、後払い決済サービス「後払い.com」を展開するキャッチボールが2022年に提供を始めた新しい後払いサービス
よろしければこちらもご覧ください

ECサイトや通販で「商品が届いてから支払い方法を決める」――。こんな新しいCX(カスタマーエクスペリエンス)を提供する後払い決済サービスが機能強化を進めている。

サービス名称は「届いてから払い」。後払い決済サービス「後払い.com」を展開するキャッチボールが2022年に提供を始めた新しい後払いサービスだ。

コンビニ払いを中心とした現金での支払いのほか、クレジットカード払いやスマホ決済など多様な後払い決済の手段を提供するのが特徴。「キャッシュレスで払いたい」「クレジットカード番号をECサイトに入力したくない」「商品を見てからお金を払いたい」といったニーズに対応する。

「届いてから払い」の利用フロー

「後払い.com」と同様に、事業者に代わってキャッチボール社が未回収リスクを保証。EC事業者は、消費者へリアル店舗と同じように商品を確認してから支払い方法を選択できる環境を提供できるようになる。

2022年の「届いてから払い」スタート時はクレジットカード、LINE Pay請求書払い、銀行振り込みなどを提供。7月20日にスマホ決済の「LINE Pay」、キャリア決済の「d払い」「au かんたん決済(au/UQ mobile)「ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い」を新たに追加した。

「届いてから払い」の対応支払い方法(7月20日時点)

従来の後払いサービスは、コンビニでの現金支払いが中心。ただ、2022年秋にコンビニ収納代行費用の値上げが予定されており、EC事業者の負担増が懸念材料としてあがっている。セレクトショップのシップスのように、後払い決済の手数料を50円値上げする(9月1日から)と公表している企業もある。

「届いてから払い」は、スマホ決済やキャリア決済などの後払いに対応しているため、「コンビニ収納費用値上げ対策にもつながる」(キャッチボール)と言う。

記事カテゴリー: