アウトドアブランド「finetrack」がグローバルECストアを開設、その特徴とは?

メイドインジャパンを理念とするアウトドアメーカー「finetrack」は、D2Cによる海外展開の加速に向けて越境ECを開始した
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アウトドアブランド「finetrack(ファイントラック)」を展開するfinetrackはこのほど、グローバルECストアを開設した。

finetrackは「MADE IN JAPAN」を重要視しており、商品生産に関わる全ての工程を日本国内で実施している。海外は北米で自社ブランドを展開していたが、グローバル市場での本格的な販路拡大、認知度拡大に向けて越境ECに対応する。

海外からアクセスした消費者の居住地に合わせて、デザイン、販売価格、言語などを自動でローカライズして表示する仕組みを採用した。決済手段は100種類以上のグローバル決済を導入。カスタマーサポートはオペレーターによるチャットの返信またはメールで、多言語で24時間対応する。

グローバルECストアは、アクセスしたユーザーの居住地によってUIをローカライズ。日本国内からアクセスした場合、国内向けのサイトに自動転送される(画像はfinetrackの国内向けブランドサイトから編集部がキャプチャ)

FacebookやInstagramなどのSNSを用いて、英語で海外ユーザーに向けた情報発信を実施。「finetrack」のブランドコンセプトや、「finetrack」が体現する日本の繊維技術の高さをグローバル市場へ訴求する。並行して、クリック課金型広告などトラッキング可能なWebマーケティングで、コンバージョン獲得もめざす。

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finetrackは、グローバルECストアにLingble Pte. Ltd.(Lingble)のプラットフォームを活用した。

Lingbleは、クライアント企業の海外市場でのマーケティングを策定、実行、最適化まで継続的に支援する「プレミアム・マーケティングサービス」を提供している。これまで、日本製商材のグローバル展開を支援した実績があり、ブランディングに重点を置いたマーケティン支援にも強みがある。これが利用の決め手だったという。

「プレミアム・マーケティングサービス」について、Lingbleの原田真帆人CEOは次のようにコメントしている。

グローバルECの事業運営を車の運転にたとえると、EC開設のためのプラットフォーム、すなわち「車」の提供だけにとどまらず、その運営、つまり「運転」も一緒にやるイメージです。クライアント企業に代わり、競合企業の分析や市場調査も入念にやります。「海外の至るところに自社のファンがいる」というように、自社のブランドが世界中から愛されるようになるサポートをします。(Lingble 原田CEO)

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