オンワード、オムニチャネルのオーダーメイドスーツ事業をスタート

出張採寸などを行い、来店不要のオーダーメードスーツ販売事業を展開
よろしければこちらもご覧ください

オンワードホールディングス子会社のオンワードパーソナルスタイルは10月7日、オーダーメードスーツの新ブランド「KASHIYAMA the Smart Tailor(カシヤマ ザ・スマートテーラー)」を立ち上げた。

全国13か所に展開していた「Sebiro&co.,」の店舗をリニューアルし、全店を「KASHIYAMA the Smart Tailor」に変更。店舗とECサイトが連携してオーダーメードスーツを販売する。

顧客は身体のサイズデータを専用サイト上に登録しておくと、ECサイトでスーツのデザインや素材を選択するだけで簡単にオーダーメードスーツを注文できる。

専用サイトから「来訪予約」を申し込むと、採寸スタッフが顧客宅などに出向いて採寸を行う。採寸後にECサイトで注文すれば、来店することなくオーダーメードスーツを購入することが可能。

新ブランドはオムニチャネル対応で展開(画像は編集部がキャプチャ)

デザインのパターンはジャケットが25種類、パンツが5種類。販売価格帯は約3万~5万円。

体型が変わった場合は専用サイトでサイズを変更したり、再度採寸を行う。採寸やスーツの販売は全国13か所の店舗でも行っている。

オーダーメードスーツの納期は最短1週間。受注や生産準備工程をデジタル化し、生産ラインを組み替えることで生産日数を短縮した。

商品は工場から顧客に直送する。スーツを梱包する際に圧縮パックを行うことで、品質や風合いを保ったまま配送することを可能にしたという。

今後は「KASHIYAMA the Smart Tailor」の仕組みを活用してメンズドレスシャツやレディススーツの取り扱いも検討する。海外展開も視野に入れている。

ニュース分類: