日本初の自動走行宅配ロボットが登場、ラストワンマイルの課題解決めざす
六本木ヒルズ内の物流センターや店舗などから、森タワー内のオフィスにロボットが荷物を運ぶ
自動運転技術の開発などを行うZMPは10月8日、自動走行する宅配ロボットの実証実験を六本木ヒルズ内で実施すると発表した。六本木ヒルズ内の物流センターや店舗から、森タワー内のオフィスにロボットが荷物を運ぶ。ZMPによると自動走行の宅配ロボットサービスは日本初。
配送業界の人手不足が深刻化する中、物流のラストワンマイル問題の解決をめざす。
宅配用自動運転ロボットの名称は「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」。レーザーセンサーとカメラを搭載し、周囲360度の環境を認識しながら最大時速6キロメートルで自動走行する。人間が遠隔監視し、必要に応じて遠隔操作も可能という。
実証実験では森タワー内のエレベータも使用し、物流センターからオフィスへ書類などの荷物を配達する。今後、テレビ朝日社屋など六本木ヒルズ内の施設に荷物を運搬する実験も開始する予定。
実験期間は2017年10月8日から2018年3月31日まで。
将来は、オフィスへのコーヒーデリバリーや、居住者への荷物の配達といった用途での実用化もめざす。
ZMPは2014年に物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の開発に着手。すでに物流倉庫などへ出荷している。
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