ヤフーのショッピング事業取扱高(2018年1Q)は25%増の1752億円

ヤフオク!やアスクルなどを含む「eコマース取扱高(物販)」は約10%増の4699億円だった。
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ヤフーが7月27日に発表した2018年4~6月期(第1四半期)連結決算によると、「ショッピング事業」の取扱高は前年同期比約25%増の1752億円だった。同事業は「Yahoo!ショッピング」とアスクルの日用品通販「LOHACO」、ペット用品ECを手がけるチャームの取扱高を合計したもの。

ショッピング事業取扱高

また、「ヤフオク!」の取扱高は同0.6%増の2176億円、アスクルのBtoB事業は同約49.4%増の616億円。

これらのほか、その他物販を合計したeコマース取扱高(物販)は同約10%増の4699億円だった。

eコマース取扱高(物販)

なお、ヤフーは今期からeコマース取扱高の定義を変更。従来の「eコマース国内流通総額」は「eコマース取扱高」に変更。物販は「ヤフオク!」「ショッピング事業」「アスクルBtoB」「その他」に分けた。

「Yahoo!トラベル」やデジタルコンテンツなど物販以外も新たに定義している。

2019年3月期からのeコマース取扱高の定義

ショッピング事業のけん引役、「Yahoo!プレミアム」は2000万ID突破

月額462円の会員サービス「Yahoo!プレミアム」会員のID数は、2018年6月末時点で2043万ID。

「Yahoo!ショッピング」の売り上げの多くを「Yahoo!プレミアム」会員が占めている。2018年3月期における「Yahoo!ショッピング」の取扱高の内、「Yahoo!プレミアム」会員による取扱高比率は72%を占めた。

「Yahoo!プレミアム」会員ID数

ソフトバンク会員の「Yahoo!ショッピング」の利用率に伸びしろがあることを踏まえ、2018年もソフトバンクユーザーを「Yahoo!ショッピング」に呼び込む施策を継続する。常務執行役員コマースカンパニー長の小澤隆生氏は2018年3月の戦略共有会で、「ソフトバンク スマホユーザーならポイント10倍」を継続すると宣言している。

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