【UGC調査】ユーザーの6割が購買行動でUGCを信頼、購入の意思決定に影響が最も高いのは「テキスト」

アライドアーキテクツが実施した調査「生活者のUGCに対する意識調査 2022」。生活者の64.6%が購買行動においてUGCを信頼、購入の意思決定に最も影響を与えるコンテンツ形式は、「テキスト」 だった
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アライドアーキテクツが実施した生活者のUGCに対する意識の変化に関する調査によると、「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼するか」について64.6%がUGCを「信頼する」と回答した。特に、女性と30代までの若い層ほど高い傾向にある。

クチコミやレビューの信頼性
クチコミやレビューの信頼性(性別、年齢別)

ニールセンデジタルが2019年に発表した調査「購買行動におけるUGCの信頼性」のデータでは、「購買の際にUGCを信頼する」と回答した30代の生活者は33%(2017年)から45%(2019年)に増加した。今回の調査では、30代によるUGCへの信頼が69.9%となっており、UGCへの信頼度が徐々に高まっているようだ。

クチコミやレビューの信頼性(30代)

商品カテゴリー別にUGCへの信頼を調査したところ、「無形商材(旅行、保険、教育、フィットネスジム等)」が80.2%、「化粧品・スキンケア」が79.4%、「ヘアケア」が75.3%。商品カテゴリーによってUGCへの信頼度が異なることがわかった。

商品カテゴリごとのクチコミやレビューの信頼性

商品カテゴリーによっては、顧客の年齢層で異なる結果となった。「化粧品・スキンケア」は20代と30代、「ヘアケア」は30代、「健康食品」は30代、40代、50代がUGCを信頼する数値が高くなっている。

商品カテゴリごとのクチコミやレビューの信頼性(年齢別)

「商品・サービスの購入時にUGCを信頼する」と回答した人に対して、「UGCのなかで、テキスト・写真・動画のどれが購入の意思決定に最も影響を与えるか」と聞いたところ、「テキスト」が49.3%。「写真」「動画」を合わせると約半数がビジュアルコンテンツと回答している。

購入の意思決定に最も影響を与えるUGCについて

「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼する」と回答した人に対して、「どのような場合にUGCの情報が信頼できると感じるか」について聞いたところ、「UGCの内容が具体的・わかりやすい」(46.3%)が最多。「UGCの件数が多い」(41.6%)、「おススメや良い点だけでなく、良くない点についても書かれている」(41.2%)と続いた。

UGCの情報が信頼できるケースについて

企業はネガティブな情報が書かれたUGCを排除するのではなく、有効活用することで信頼につなげることができると考えらる。

調査概要

  • 調査名称:生活者のUGCに対する意識調査
  • 調査主体:Letro
  • 調査時期:2022年8月26~27日
  • 調査方法:Fastask(ジャストシステム提供)によるオンラインアンケート調査
  • 調査対象:10~60代の男女
  • 調査対象数:1100人
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