企業が配信する動画広告を見ると、無料でスタンプをダウンロードできるLINEの新広告メニュー

第一弾としてメルセデス・ベンツ日本が配信開始、8日間で400万人以上が同スタンプをダウンロードしているという
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LINEは1月27日、運営する無料通信アプリ「LINE」内で動画コンテンツを絡めたスタンプ(絵文字の一種)配信サービスを始めた。ユーザーは企業が配信する動画を閲覧すればスタンプを無料でダウンロードできるというもので、LINEでは新たな広告メニューとして拡販していく。

開始したのは「LINEマストビュースタンプ」。ユーザーは「LINE」を通じて企業が配信する最大30秒間の動画を視聴すると無料スタンプを入手できる仕組みで、動画の視聴完了がスタンプをダウンロードできる条件となるため、確実な情報訴求を行うことが可能になるとしている。

今回の広告メニューをテスト的に活用したプロモーションの第一弾として、メルセデス・ベンツ日本が動画とスタンプの配信を始めている(=画像)。メルセデス・ベンツの製品を訴求する動画を最後まで視聴すれば、8種類のスタンプを無料でダウンロードすることができる。LINEによると、配信開始から8日間で400万人以上が同スタンプをダウンロードしているという。なお、テスト活用の第二弾ではサントリーが缶コーヒー「BOSS」の訴求で同広告を使っている。

LINEはこれまでもテレビCMとスマートフォンを連携させたキャンペーン運営を手がけており、配信するスタンプのキャラクターにCMの出演タレントなどを採用した連動型スタンプの実施はすでに100件以上にのぼる。

2014年1月には企業の動画を視聴したユーザーに対して「LINE」で利用できる仮想通貨を付与するサービスを始めており、これまでに利用企業は90社、ユーザーによる総閲覧数5145万回以上となっている。

新広告メニューの正式リリースは4月を予定している。価格帯は今のところ「非公表」(広報)とのことだが、多くの「LINE」ユーザーに対して訴求を行いたい企業などの間で利用が進むかもしれない。

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