ヤフーの2019年1Qショッピング取扱高は2040億円で16.5%増、「LOHACO」は6%減

今秋開始する「PayPayモール」や「PayPayフリマ」などの取り組みを通じ、eコマース取扱高(物販)の2桁成長をめざす
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ヤフーの2019年4~6月期(2020年3月期 第1四半期)連結決算によると、「ショッピング事業」の取扱高は前年同期比16.5%増の2040億円だった。「ショッピング事業」は「Yahoo!ショッピング」とアスクルの日用品通販「LOHACO」、ペット用品ECを手がけるチャームの取扱高を合計したもの。

「Yahoo!ショッピング」は同約20%成長だった一方、「LOHACO」(Yahoo!ショッピング店含む)は同約6%減だったという。

オークションサイト「ヤフオク!」の取扱高は同0.7%増の2004億円。

コマース事業 主要指標の実績(画像はヤフーの決算説明会資料からキャプチャ)

今秋「PayPayモール」開設

ヤフーは2019年秋に新モール「PayPayモール」を開設する。ヤフーが定めた出店基準を満たした店舗のみが出店できる「プレミアムなショッピングモール」という位置付け。掲載料は売り上げの3%。「PayPayモール」の掲載商品は「Yahoo!ショッピング」にも掲載されるという。

フリマアプリ「PayPayフリマ」も2019年秋にリリースする。「PayPayフリマ」は「ヤフオク!」と連携するという。掲載手数料は近日発表する予定。

ヤフーは2019年秋に新モール「PayPayモール」を開設(画像はヤフーの決算説明会資料からキャプチャ)

「PayPayモール」と「PayPayフリマ」の取り組みを通じ、「eコマース取扱高(物販)」(「ショッピング事業」と「ヤフオク!」の取扱高を合計したもの)の2桁成長をめざす。

ヤフーはこのほか、新たな収益モデルを創出するため、ECモールの出店者向けにオンラインコマース広告のテストマーケティングを実施している。

ECモールの出店者向けにオンラインコマース広告のテストマーケティングを実施している(画像はヤフーの決算説明会資料からキャプチャ)
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