東急、海外ブランドのオンライン卸売プラットフォームを開設。「登録無料」「小ロット可」で仕入れできる仕組みとは?
出張を伴うコストのかかる仕入れが難しい事業者が増えているという。東急はこうした課題を解決するための海外ファッションの法人向けオンラインプラットフォームを提供する
東急は、海外ファッションブランドの法人向けオンライン卸売プラットフォームの提供を始めた。日本のバイヤーは、ECサイト上でアパレル、バッグ、シューズなどを小ロットで仕入れることができる。
海外ブランドの仕入れを出張なしで
オンライン卸売プラットフォーム「makepre」は、バイヤーの時間的・金銭的コストを抑えつつ、質の高い仕入れを支援する。バイヤーの次のような悩みに応えるという。
- 新規の海外ブランドを探したい
- 海外に仕入れに行く時間を確保できない
- 海外ブランドとの接点が少ない
登録料は無料。バイヤーが負担するコストは、発注した商品の代金、物流費、関税・消費税。
商品輸入で必要な輸入申告や税関審査などの手続きは「makepre」が代行する。バイヤーが発注した商品は、「makepre」が指定する物流事業者が発送から納品まで対応する。
「makepre」の実証実験の第1弾として韓国の約30ブランドを用意。10月11日にバイヤーの先行会員登録をスタートし、仕入れは10月25日からできる。
実証実験は、韓国の大手百貨店である新世界百貨店が韓国ブランドの出店をサポート、韓国政府機関のKOTRA(大韓投資振興公社)が貿易輸出を支援する。
今後は定期的にバイヤー向け商品展示会を行い、「makepre」に掲載している商品の実物を見ることができる機会を提供する予定。実証実験で得られた成果やユーザーからの声を検証し、取り扱う海外ブランドのエリアやブランド数の拡充を予定する。
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