漆をメディウムに描く気鋭の作家・沖田愛有美の個展「What Carries」をGALLERY ROOM・Aにて開催|2026年11月21日(土)~12月20日(日)

リリース情報提供元:プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES

株式会社The Chain Museum



株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」が運営するコマーシャルギャラリーGALLERY ROOM・Aにて、沖田愛有美 個展「What Carries」を2026年11月21日(土) ~ 12月20日(日)に開催いたします。

展覧会詳細はこちら

※本展の出展作品はArtSticker限定で販売いたします。
※全て「先着制」で2026年11月21日(土) AM 8:00から販売受付をいたします。会期前にプライスリストをご希望の方はこちらのお問い合わせフォームよりご連絡お願いいたします。

開催概要

GALLERY ROOM・Aでは、沖田愛有美による個展「What Carries」を開催いたします。

漆をメディウムとした絵画制作を行う沖田は、ウルシの木の樹液であり、人間の思い通りにはならない自然物としての「漆」を、人と自然、そして世界をつなぐ「媒介者」として捉えています。温度や湿度、季節によって色の出方や乾き方が異なり、時間とともに少しずつ表情を変えていく漆の特性に向き合いながら、沖田は自らの手技と素材の応答による対話を一種の共同制作として作品へと落とし込んでいます。

展覧会タイトル「What Carries」は、水や鳥、風のようにこの世界のあいだを巡り、何かを運び、またもたらす存在を示唆しています。沖田にとって制作とは、世界と私たちが交わる場において、そうした媒介者の応答に耳を澄ますプロセスと言えます。 作家の一手に予想を超えた変化で応える漆は、完成後も時間をかけて塗面の透明度を増し、内に潜む色やイメージを浮上させていきます。その移り変わりは、まるで作品自体が生き物のように世界とともに息づき、時間とともにその表情を深めていくかのようです。
人間の活動と自然環境が不可分に絡み合う現代において、沖田の作品は、私たちが普段意識することのない非人間的な存在や、世界を巡る目に見えない息づかいへと静かに意識を向けさせてくれます。

ぜひ会場で、漆という媒介者を通じて描き出される、沖田愛有美の世界をご高覧ください。


参考作品画像 《碧藻》


展覧会ステートメント

川の水は重力にしたがい、すべてを海へと運んでいった。鳥は空と大地を行き来して、朝と夜を知らせた。植物の息づかいは世界を攪拌した。
 
私は漆をメディウムに作品を制作している。漆はウルシの木の樹液で、木にとっては傷口から流れ出る血液のようなものだ。植物であるウルシは、人の手で掻き取られ、精製されて素材としての“漆”になる。けれども不思議なことに、漆は人間が思いのままに扱える材料になったわけではない。色の出方も、乾き方も、立ちのぼる香りも、その日の温度や湿度、また季節によって変わる。漆が固まるのは、もともと木が傷口をふさぎ、かさぶたをつくろうとする働きの名残であり、漆はいまも、かつていた森の環境を求めている。
 
制作のあいだ、手を動かしているのはこちらなのに、漆のほうから、自分がどうありたいのかを訴えかけてくる。私は毎日その様子を観察し、反応を読み取ろうとする。指先で触れ、塗面に目を凝らしていると、見えないはずの空気の湿りや、漆がかつていた森の景色にまで想像が及ぶ。そうして漆を通じて、世界のさまざまな媒介者へと関心が向かうようになった。
 
作品は完成したあとも、わずかに色を変えていく。時間をかけて、塗面の透明度が増すことで、調合されたピグメントの発色が鮮明になってゆく。あるいは下層に描かれたイメージが浮かび上がってくる。それがいつ、どのように訪れるのかはわからないが、作品はただ、世界とともにあり続けている。


参考作品画像 《水辺》


アーティストプロフィール




沖田愛有美|Ayumi Okita
1994年岡山県生まれ。石川県在住。漆をメディウムとした絵画制作を行う。植物の樹液であり、制作者の予想を超えた変化をする漆を、人と自然とをつなぐ媒介者と捉え、人間と非人間的な存在との関わりを見つめる。制作者の一手に漆が反応を返すラリーを両者による“共同制作”と呼び、人間の活動と不可分な自然環境との相互作用にまで関心を広げている。

【学歴】
2018
金沢美術工芸大学 油画専攻卒業
2020
金沢美術工芸大学 工芸専攻修士課程修了
2024
金沢美術工芸大学 博士後期課程美術研究領域修了

【主な個展】
2026
「透明な重力について」Edit Room(東京)
2025
「枝に生ぶ卵 とけきらぬ果実」galleria PONTE(石川)
2024
「暦を運び、種を食(す)く」白鷺美術(石川)
「祝福は傷口を伝っていく」クマ財団ギャラリー(東京)
「洞穴の暗がりに息づくもののために」北千住 BUoY(東京)

【主なグループ展】
2026
「Tell me why」New Gallery(東京)|キュレーション:入澤聖明、青木彬
「第17回 岡山県新進美術家育成 I氏賞選考作品展」岡山県天神山文化プラザ(岡山)
2025
「沖田愛有美 坂本那々莉 高野詩音 Whiteout」VACANT ROOM(東京)
「欲望の表面 - Surface of Desire」SISOUL.S Exhibition at MEDEL GALLERY SHU(東京・原宿)
「第3回 BUG ART AWARD ファイナリスト展」アートセンター BUG(東京)
2024
「具象⇔抽象 -絵画において具象的なものが抽象的なものに変わる瞬間や契機、あるいはその反対の現象」ASTER Curator Museum(石川)|キュレーション:山本浩貴
「発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ―」金沢・鶴来市街(石川)
2022
「内灘闘争 風と砂の記憶」内灘町歴史民俗資料館 風と砂の館/内灘米軍試射場跡/着弾地 観測所跡(石川)

【主なアートフェア】
2025
「KOGEI Art Fair Kanazawa 2025」小山登美夫ギャラリー(Guest)、galleria PONTE、ハイアット セントリック金沢(石川)
2024
「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」小山登美夫ギャラリー(guest)、ハイアット セントリック金沢(石川)
「Art Fair Beppu 2024」別府国際観光港 旧フェリーさんふらわあ乗り場(大分)

【受賞・助成等】
2026
第17回岡山県新進美術家育成「I氏賞」大賞
2025
第3回 BUG ART AWARD ファイナリスト
2020
公益財団法人佐藤国際文化育英財団 30期奨学生採択
2018
公益財団法人クマ財団 第2期生採択
2017
第38回瀧富士国際美術賞 優秀賞
金沢美術工芸大学 第15回芝田賞

Information

沖田愛有美 個展「What Carries」

会期
2026年11月21日(土) ~ 12月20日(日)

会場
GALLERY ROOM・A

住所
東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1

電話番号
なし

開催時間
8:00~23:00

休館日
会期中無休(*祝日も開廊いたします)

観覧料
無料

アクセス
都営浅草線「浅草駅」徒歩8分 「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分

展覧会URL
https://artsticker.app/events/167180


会場:GALLERY ROOM・A


GALLERY ROOM・A ロゴ

GALLERY ROOM・A 会場


アートストレージとホテルが融合した、新たな宿泊施設として知られる「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」。その1Fの「STORAGE 1」に2021年4月10日から新たにコマーシャルギャラリー『GALLERY ROOM・A』をオープンいたしました。
アートコミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」が企画・運営を行っています。ギャラリーは建物のエントランスに面した1Fスペースに位置し、宿泊者以外でも見ることができる開かれた場所として展開していきます。ギャラリーでの個展や作品販売だけではなく、ホテル客室での展示企画や、地域性を活かしたワークショップや宿泊プログラム、トークイベントなどを通じて、“アート”を多様な解釈の中で経験するための場所としていきます。

▽Instagram
https://www.instagram.com/galleryrooma_artsticker/

ArtSticker(アートスティッカー)について




株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。

また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。

▽ArtSticker Webサイト
https://artsticker.app/

▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049

株式会社The Chain Museum概要

社名   :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地  :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者  :代表取締役 遠山 正道

▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
https://www.t-c-m.art/
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