カタログ通販大手のベルーナは、北海道・洞爺湖温泉に新たなホテルブランド「別邸 蝦夷富士」を2027年12月に開業する。ベルーナ子会社のグランベル北海道が運営を担う。

新施設は、ベルーナが展開する「ザ・レイクスイート湖の栖」「洞爺サンパレス リゾート&スパ」に隣接するエリアで開発するラグジュアリーリゾート。洞爺湖と、“蝦夷富士”と呼ばれる羊蹄山を望む立地を生かし、上質な滞在体験を提供する。
「別邸 蝦夷富士」は、最大104平方メートル超のスイートタイプを含む全61室で構成する。全客室に露天風呂と広いテラスを備え、北海道の四季折々の自然を身近に感じられる設計とした。
ベルーナは、国内外から注目を集める北海道のリゾート市場において、「自然との一体感」「プライベート感」「上質なおもてなし」を打ち出す。「湖に栖む」というコンセプトをさらに深化させ、ワンランク上の宿泊需要を取り込む。
工事期間は2026年4月から2027年12月下旬までを予定している。工事期間中も「ザ・レイクスイート湖の栖」「洞爺サンパレス リゾート&スパ」は通常通り営業する。ベルーナは、安全管理を徹底しながら、既存施設の利用客への影響を最小限に抑えて工事を進めるとしている。
ベルーナの主力事業は通販事業だが、ホテルを含むプロパティ事業を成長領域として拡大。2026年3月期は、プロパティ・ホテル事業が全社業績の増収増益を牽引した。
同事業の売上高は前期比38.3%増の497億円、営業利益は同32.9%増の85億5000万円、営業利益率は2.6ポイント改善の17.2%となった。国内旅行需要の拡大と訪日客の増加を背景に大幅な増収増益を達成した。
都市型ホテルは全施設で増収増益となり、特に札幌・大阪エリアの施設が好調に推移した。リゾート型ホテルも新規取得施設の寄与により売り上げを伸ばしたほか、販売用不動産の売却益10億5000万円を計上したことも収益を押し上げた。

