ニチレイグループのシステム障害、通販・EC実施企業にも影響。コープデリ、生協連の宅配、イオン、ケンタッキーなど
ニチレイグループで発生した不正アクセスによるシステム障害が、通販・EC実施企業にも波及している。コープデリや東海コープの宅配で欠品の可能性が出ているほか、ニチレイフーズダイレクトはWebサイトを一時休止、KFCではオンライン注文を停止している。
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ニチレイは7月13日、不正アクセスによるシステム障害が発生したと公表した。影響はニチレイロジグループ各社の冷蔵倉庫における入出庫業務、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に及んでおり、通販・ECを含む流通各社の販売や配送にも波及している。

ニチレイが7月15日に公表した第2報によると、調査の結果、ニチレイのサーバーがサイバー攻撃を受けたことを確認。被害を受けたサーバーの一部には個人情報が保存されており、ニチレイは7月13日に個人情報保護委員会へ、個人情報漏えいの恐れがある事案として報告した。
また、被害拡大を防ぐため、7月13日にグループ共通システムを遮断。その影響で、冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品の出荷業務に支障が出ている。これらの業務は7月17日から順次再開する予定としている。
生協系を中心に影響が広がる
影響は、生協系を中心に宅配や通販・ECを展開する事業者にも広がっている。
ニチレイグループの直販ECサイト「ニチレイフーズダイレクト」ではWebサイトを一時休止しており、コールセンターでは注文済み商品の配送状況や配達に関する問い合わせのみ受け付けている。新規注文やサービス再開時期に関する問い合わせには対応していない。
コープデリ生活協同組合連合会は7月16日、ニチレイグループのシステム障害により同グループの出荷業務に支障が生じているため、注文した商品を届けられない可能性があると案内した。
ニチレイ商品以外でも、物流業務にニチレイグループのシステムを利用している食品やミールキットについては、同様に欠品や配送遅延が発生する可能性があるとしている。欠品や配送遅延に関する情報は、コープデリの会員マイページ、お届け明細書兼請求書、配達時の案内文書などで確認できる。
東海コープ事業連合も同日、ニチレイロジグループのシステム障害により冷凍・冷蔵商品の供給に支障が発生し、宅配商品の欠品が生じる可能性があると発表した。
カタログは数週間先まで印刷済みのため、掲載商品であっても当面は注文後に欠品となる可能性があるほか、店舗でも在庫がなくなり次第、対象商品が欠品となる場合があるとしている。
このほかパルシステムも冷凍品・冷蔵品の一部欠品を案内している。ユーコープも一部商品の欠品可能性を告知。シブヤが展開する業務用食品EC「SHIBUYA smart Cibo」でも、ニチレイロジの配送停止に伴う入荷停止を案内している。
KFCはオンライン注文を停止
外食・デジタル注文領域への影響も出ている。
日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は7月14日、食材配送を委託するニチレイロジグループでシステム障害が発生したことを受け、全店舗への食材納品に影響が生じる見込みだと発表した。
これに伴い、一部商品の販売休止や品切れ、販売メニューの制限、営業時間の短縮、臨時休業の可能性があるほか、公式アプリやWebサイトからのオンライン注文も一時停止している。モバイルオーダーやデリバリー、配達代行サービス、各種クーポンも利用を停止している。
一部報道によると、イオンでもニチレイのシステム障害の影響が出ている。報道では、店舗で冷凍食品など一部商品の欠品が発生しているほか、ネットスーパーでも冷凍食品、アイスクリーム、総菜、すしなどで欠品や販売休止が生じる可能性があるという。

