実店舗とECで楽器・家電・家具などの中古品を扱うハードオフコーポレーションは、Google検索、Googleマップ、Googleショッピング上に各店舗の中古在庫状況を表示する取り組みを開始した。グループ全300店舗以上を対象に、店舗ごとの在庫情報をデジタル上で可視化。「ネットで探し、店舗で出会う」体験を強化する。

ハードオフは、楽器、オーディオ、パソコン、ジャンク品など、多種多様なリユース品を扱っている。中古品は1点ものが多く、ユーザーにとって「今、その店舗に目当ての商品があるか」が来店判断を左右しやすい。
一方、これまでは特定商品の在庫有無を確認するには、店舗へ電話するか、実際に足を運ぶ必要があった。今回の取り組みにより、ユーザーはGoogle検索やGoogleマップ、Googleショッピング上で、近隣店舗の在庫状況を事前に確認しやすくなる。
ハードオフにとって、1点ものを探す目的意識の高いユーザーを実店舗へ誘導しやすくなり、ECと店舗をつなぐ送客導線の強化につながる。リユース業態ならではの「掘り出し物との出会い」を、デジタル経由で後押しする施策と言える。
ハードオフは、AI検索時代を見据えた基盤整備も進める。AIがユーザーに代わって商品や店舗を探し、提案する流れが広がるなか、在庫データや店舗情報を検索面上で正しく流通させることで、AIに参照されやすい環境づくりを狙う。
店舗運営面での効果も見込む。在庫確認の電話対応を減らすことで、店舗スタッフは買取査定や接客、商品化といった本来業務により時間を振り向けやすくなる。来店前の情報提供と店舗業務の効率化を両立する施策として位置付けられる。
今回の取り組みは、店舗DXや集客支援を手がけるカンリーの店舗情報の一元管理・分析サービス「カンリー店舗集客」のオプション「カンリーローカル在庫」の導入で実現した。ハードオフはこの仕組みを活用し、Google検索、Googleマップ、Googleショッピング上で各店舗の在庫情報をリアルタイムに表示できる体制を整えた。
今後も対象店舗の拡大を進め、地域に根差した店舗ごとの魅力をデジタル上でも伝えていく方針だ。
ハードオフが推進する「リンクチャネル」は、リアル店舗を中心にネットを輪のようにつなぐ戦略。最大の強みは、地域やスタッフのこだわりが光る「店舗ごとの個性豊かな品ぞろえ」にある。中古品はすべてが一点ものであり、店舗には一期一会のワクワク感が詰まっている。店舗独自の魅力を大切にしながら、現場の負担を抑えてデジタル上でも可視化するため、在庫連携サービス「カンリーローカル在庫」を導入した。Google検索やGoogleマップ、Googleショッピング上で「あの店に今、これがある」という発見をリアルタイムに届ける。AI検索時代を見据えた基盤を整え、地域に根差した店舗の魅力を最大化する。最先端の技術で、宝探しのようなリユース体験をお客さまへ届けていく。(ハードオフコーポレーション リンクチャネル推進室長 伊藤理沙氏)

