アパレル通販大手のスクロールはこのほど、シニア向けコミュニティサイト「Scrollcafe(スクロールカフェ)」を開設した。シニア女性向け通販の知見を生かし、顧客が本来の自分に戻れる「居場所」の提供をめざす。利用対象者はスクロールの会員。

匿名性のあるスクロール会員限定コミュニティ
「スクロールカフェ」は、シニア世代向けのオンラインプラットフォーム。匿名性を確保した会員限定コミュニティとして、ユーザーが安心して日常を語り合い、新たな自分を発見できる場所をめざす。暮らしの出来事やファッションの悩みなどを共有できる投稿・交流機能を提供する。
ユーザーの共通項は「スクロールの利用者であること」。スクロールは「会員同士だからこそ生まれる、質の高い安心な交流を実現した」としている。コミュニティ内で交わされる言葉は、スクロールの商品企画やサービス改善に反映し、顧客と共にブランドの育成につなげる。
「スクロールカフェ」の開設背景
少子高齢化やデジタル化が進むなか、シニア世代の社会的孤独が課題となっている。既存のSNSの活用にハードルを感じ、オンライン上でのつながりから取り残されるケースも少なくない。
スクロールは企業側からの一方通行な情報提供に限界を感じていたといい、「点と点である顧客同士を結びつけ、双方向の生き生きとした交流を生み出したい」という思いから「スクロールカフェ」の開設を決めた。現場の担当者による「商品の作り手こそ、消費者の生の声を聴くべきだ」という思いも開設の原動力になったという。
開発に当たっては、シニア世代が萎縮しないUIの追求や、デジタルに不慣れな人を置いていかないことを重視した。「スクロールカフェ」のサイト構築はカスタメディアが担った。

