送料無料枠の拡大、優良顧客の優遇――らでぃっしゅぼーやの物流強化策

送料無料の条件となる注文1回あたりの最低購入金額を、従来の8000円から5000円に引き下げる

渡部 和章

2017年8月28日 9:30

有機野菜などの宅配を手がける、らでぃっしゅぼーやは10月2日付で、自社便の配送料金を改定する。

送料無料の条件となる注文1回あたりの最低購入金額を従来の8000円から5000円に引き下げる。また、契約期間が3年以上の顧客を対象に、定期購入の送料を無料にする。

大手配送業者の運賃値上げなどに伴い、通販や宅配の送料に値上げ圧力が強まる中、送料を実質的に値下げすることで差別化を図る。

らでぃっしゅぼーやの送料無料枠の改定

送料枠を購入額5000円以上に引き下げ、優良顧客の優遇策を取り入れた

らでぃっしゅぼーやは近年、配送サービスの強化を進めている。配送スタッフは商品を運ぶだけでなく、顧客の要望や質問にも応えられる「コンシェルジュ」のような役割をめざしているという。

2016年9月には配送スタッフの「マイスター制度」を開始した。サービスのスキルに応じて「ブロンズ(初級)」「シルバー(中級)」「ゴールド(上級)」の格付けを実施。配送スタッフのスキルレベルを可視化することで、サービス品質の向上につなげている。

宅配便の送料をめぐっては、ヤマト運輸が今年4月、大口顧客1000社に対して値上げや荷受量の抑制などを要請すると発表した。他の宅配便事業者も値上げの動きを強めており、一部の通販会社はコスト吸収や価格転嫁などの対応を迫られている。

EC市場規模および宅配便取扱個数の推移

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