通販新聞ダイジェスト

セブン&アイが11月から店頭受け取りサービスを拡充、来年以降は注文当日の受け取りも

11月から店頭受け取り対象の商品を拡大するとともに注文の翌々日に顧客に商品を渡せる体制を整備した

通販新聞

2014年11月7日 7:00

セブン&アイ・ホールディングス(7&iHD)は、グループ企業が展開するネット販売購入商品の「セブン-イレブン」店頭受け取りサービスを強化・拡充している。この一環として、11月から店頭受け取り対象の商品を拡大するとともに注文の翌々日に顧客に商品を渡せる体制を整備。さらに店頭で返品の受け付けができるようにする。また、2015年以降に注文当日の店頭受け取りも計画。首都圏の店舗で取り組みを始め、順次展開エリアを拡大する考えだ。7&iHDが圧倒的な店舗網と集客力を持つ「セブン-イレブン」の活用に本腰を入れ始めたことで、商品の受け渡し拠点としてのコンビニの存在感が高まっていきそうだ。

これまで「セブン-イレブン」店頭での商品受け取りサービスは、「セブンネットショッピング」で購入した書籍や雑誌、一部専門店の商品に限られていたが、昨年6月に埼玉県久喜市に開設したネット事業専用物流センター(延床面積5万312平方メートル)の本格稼働により、イトーヨーカ堂やそごう・西武、ロフトなどグループ企業がネット販売で扱う商品を同センターに在庫する体制を構築した。

セブン&アイが店頭受け取りサービスを拡充する
セブン&アイグループのネット専業専用物流センター

これを受け、11月から「セブン-イレブン」店頭受け取り対象商品を150万品目に拡充。対応店舗は首都圏の約7000店舗で、注文後2~4日かかっていたリードタイムについても翌々日に店頭で商品を受け取ることができるようにする。

久喜市の物流センターから「セブン-イレブン」各店舗への商品配送については、出版取次トーハンの物流網を活用する。

もともとトーハンとは、「セブン-イレブン」店舗への書籍・雑誌の供給などで取引があり、すでに「セブンネットショップング」で扱う書籍・DVDなどの店頭受け渡し商品の店舗配送も担当しているが、今回の取り組みでは、久喜市の物流センターに在庫する他のカテゴリー商品をトーハンの配送車両に載せ「セブン-イレブン」各店舗に配送する。また、店舗販売用の雑誌・書籍供給での返本対応のノウハウを活かし、「セブンーイレブン」店頭でネット販売購入商品の返品ができるようにする考え。

7&iHDでは次のステップとして、2015年以降に店頭受け取り対象商品を300万アイテムに拡大し、注文当日に店頭で受け取りができるようにすることも計画する。

現状、トーハンの「セブン-イレブン」店舗への雑誌・書籍の供給は1日1便のため、店舗ごとに注文した商品が届く時間は異なると見られるが、朝に注文した商品が当日夜に、あるいは夜中に注文した商品が翌朝に最寄りの「セブン-イレブン」店舗で受け取るといった利用シーンが想定できるという。当日受け取りについても、首都圏の店舗でサービスを始め、子会社化したニッセンホールディングスの物流センターなどを使いながら展開エリアを拡大していく考えのようだ。

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