2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは?

オムニチャネル・多チャネル化に対応するための1年にしよう。w2ソリューション山田社長の提言

EC事業戦略として消費者と事業者との関係性の再構築の推進が重要だと指摘

瀧川 正実

2015年4月2日 6:00

ECサイト構築パッケージなどのw2ソリューション。中大規模ECサイトの支援を長年手がけてきた山田大樹社長は今後のEC業界をどう見ているのか。

2014年はリアル店舗の売上減少とECの売上増加という1つの転換点を迎えた

w2ソリューションの代表取締役CEO山田大樹氏
代表取締役CEO
山田大樹氏

――2015年のEC市場は前年(2014年)と比べてどのような環境になると考えていますか?

EC市場の成長が堅調に続き、2020年には20兆円といわれる昨今、2014年は大きなトレンドとして、オムニチャネル、多チャネル化が進む一方、リアル店舗の売上減少とECの売上増加という1つの転換点を迎えた企業が多いのではないかと思います。

2015年この傾向がさらに加速し、EC事業への投資はさらに増える傾向にあるでしょう。

また、ITテクノロジーの進化とスマホの普及で、リアルとオンラインの境はより近づき、消費者と事業者との関係性の再構築への取り組みが増えていきます。

――今後、成長を持続していくためにはどんなことが必要だと考えますか?

消費者と事業者との関係性の再構築をどのようにEC事業戦略として、推進できるかが問われています。

また、楽天、Yahoo、Amazonなどモール事業者の競争環境も大きく変化し、2015年はLINEに代表される新しい販売チャネルが増え、多チャネル化が進むでしょう。

成長を持続するためには、オムニチャネル・多チャネル化に対応していくために、顧客を中心としたデータ整備・統合について検討することをお薦めします。

オムニチャネルを検討する上では、現在連載中の「中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル」をご覧ください。

――2015年、貴社ではどのようなことに取り組みますか?

国内と海外の2点に取り組みます。

国内は、EC市場(B2C)が17.6%の高成長を続けるなか、「w2Commerce」を利用いただいている顧客の売上高の平均成長率は28.8%を記録しています。

売上増加は、オフィシャル、楽天、Yahooといった多チャネル展開、リアル店舗からの誘客と顧客統合による顧客関係強化(O2O、Online to Offline)の取り組みが順調のためです。

「w2Commerce」の得意とする中大規模ECを成功させる要因は、オペレーショナル・オートメーションに尽きます。多様化・複雑化していく販売チャネルに対応した顧客対応、顧客管理、商品在庫管理、受注出荷管理の業務を、自動化、標準化ができているからです。

業務の自動化、標準化をすることで、社内の教育やアウトソーシングなど、運用の仕組み作りが進みます。そして、その結果、最も重要な副産物があり、データ整備・統合が進みます。

多チャネル化やリアルとの融合がさらに進み、マーケティング・オートメーションが効果的・効率的に実施できる好循環を生んでいきます。

今年10年目を迎える当社は、この流れをより一層強化し顧客とともに成長していきます。

海外は、2014年は日本からアジアやEUへEC事業の拡大を顧客とともにチャレンジしていく1年でした。実績やノウハウを生かし、2015年もグローバル市場への展開について、積極的に取り組んでいきます。

  • 所属企業名:w2ソリューション株式会社
  • 回答者:代表取締役CEO 山田大樹氏
  • 主なサービス:統合EC/CRM 自社サイト構築パッケージ「w2Commerce (エンタープライズ SaaS型サービス / 中大規模向けASPサービス)」
この記事のキーワード :
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00