ワコールの通販売上は1.6%減の50億8100万円、今期は53億円を計画

カタログの不調で売上高は前期を下回った

渡部 和章

2017年5月18日 10:00

ワコールの2017年3月期における「通信販売事業部」の売上高は、前期比1.6%減の50億8100万円だった。国内事業における通販の比率は4.7%。

LINEを活用したキャンペーンやカタログ発行部数の見直し、会員顧客へのアプローチによる需要喚起などを実施。その結果、第4四半期の実績は好調だったが、第3四半期までのカタログ事業の不調が影響し売上高は前期(2016年3月期)を下回った。

今期(2018年3月期)の売上高計画は前期比4.3%増の53億円に設定している。

ピーチジョンは大幅増益

ワコールホールディングス傘下で女性用下を販売するピーチジョンの2017年3月期における売上高は、同前期比1.2%増の121億1300万円だった。

都内の既存店を中心に国内直営店が好調に推移したことを受け、店舗事業の売上高が通販事業を上回ったという。

通販事業は他社ECサイトを通じた売り上げが大きく伸長。また、海外子会社が香港や中国で好調だった。

一方、国内の通販事業はアウターウェアの苦戦などから売り上げを大きく落とした。

ピーチジョンの営業利益は同45.0%増の3億7400万円と大幅増益。為替変動の影響により売上利益率が改善したほか、通販カタログの製作費削減効果や中国子会社の黒字転換などが増益に寄与した。

2018年3月期の売上高計画は同11.5%増の135億円。

ワコールホールディングスは今期、国内事業においては組織や人員の効率を高め、店頭におけるデジタルデバイスの活用やECサイトの強化に取り組む。卸事業とのシナジーを発揮するオムニチャネルサービスの実現もめざす。

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