PC経由購入の3割「モバイルで見てPCで買う」――ECで使うデバイスの傾向は?

マルチデバイス時代において、デバイスを横断してユーザーデータを結合することの重要性が高まっている。

渡部 和章

2017年12月7日 9:30

リターゲティング広告プラットフォームなどを提供しているCriteoは12月6日、オンラインショッピングにおけるデバイスの利用状況などをまとめた「グローバルコマース調査レポート」(2017年第3四半期)を公表、パソコンを使ってオンラインショッピングをしたユーザーの約3割が購入前に別のモバイルデバイスで商品を閲覧していることなどを明らかにした。

日本国内では、パソコン経由の売り上げのうち27%は、購入者が購入前に別のモバイルデバイスで同一商品を閲覧していたという。購入前に別のパソコンで同一商品を閲覧したユーザーの割合は8%だった。

Criteoの「グローバルコマース調査レポート」(2017年第3四半期)

PC取引全体の27%が、事前にモバイルデバイスでチェックしている

この結果についてCriteoは、クロスデバイスが当たり前となった今日、ユーザーの購入経路を理解するうえで、デバイスを横断したデータの結合は不可欠だと指摘している。

時間帯・曜日ごとのデバイス利用状況

デバイスの種類ごとに時間帯別の売り上げを調査したところ、午前8時から午後8時まではデスクトップ型パソコンからの売上比率が高かった。それ以外の時間帯は、モバイルデバイスによる売上比率が高い。

デバイスの種類ごとの「曜日別売上」では、週末にはモバイルデバイスの売上比率が高く、特にスマートフォンによる売り上げが大幅に増加する傾向が見られた。

Criteoの「グローバルコマース調査レポート」(2017年第3四半期)夜間や週末はモバイルの使用率が高い

複数デバイスを使うユーザーに関して、デバイスをまたいで同一人物としてマッチングされたユーザによる注文ごとの購入金額は、単一デバイスを利用するユーザーと比べて平均19%高いことも明らかになった。

Criteoの「グローバルコマース調査レポート」(2017年第3四半期)

複数デバイスをまたぐユーザーの購入金額は上昇傾向

Criteoはこれらの調査結果を踏まえ、次のようにまとめている。

オンラインおよびオフラインの販売は別々に評価されるべきではありません。むしろ、オフラインの販売は買物客の知識を増やし、ひいてはオンラインの売上高を底上げします。米国ではオフラインとオンラインのデータを結合したオムニチャネル小売業者は、こでまでの4倍以上もの売上データを活用してマーケティング活動を最適化できるという実績も出てきています。

この記事のキーワード :
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00