鳥栖 剛[執筆] 8:30

公益財団法人東京都中小企業振興公社はこのほど、シニア・福祉・アクセシビリティ製品の製造・販売に取り組む東京都内の中小企業向け助成事業「令和7年度 シニア・福祉・アクセシビリティ関連製品等の販路開拓助成事業」の事前エントリーの受け付けを開始した。ECモールの出店初期費用やサイト制作・改修費、販促費、展示会への出展費用などを最大150万円補助する。

ECモールの出店初期費用やサイト制作・改修費、販促費、展示会への出展費用など最大150万円を補助する「令和7年度 シニア・福祉・アクセシビリティ関連製品等の販路開拓助成事業」
ECモールの出店初期費用などの経費を最大150万円を助成

「シニア・福祉・アクセシビリティ関連製品等の販路開拓助成事業」は、①アクティブシニア関連製品・サービス②福祉・アクセシビリティ関連製品・サービス③パラスポーツ関連製品・サービスの製造・販売――に取り組む都内の中小企業向けに、販路開拓の経費の2/3以内、最大で150万円を助成するもの。

助成対象の商品

4月30日時点で「商品化が完了し販売できる状態にある自社の製品」であり、自社で企画し、自社製品として単独で販売する権利があるシニア・福祉・アクセシビリティ関連製品が対象。企画・製造元でない販売代理店などは対象外としている。またサプリメントや美容液など薬機法に関連する製品・サービスは助成対象外。

「アクティブシニア関連製品・サービス」

高齢者・シニアの社会参加や就労支援など活躍を後押しする製品やサービスや、高齢者・シニアの健康作りに資する製品やサービス。

「福祉・アクセシビリティ関連製品・サービス」

移動支援、介護サービス支援、補装具や日常生活の困難の改善や自立支援、社会参加を促進する福祉用具。障害者向けの「学ぶ」「働く」「暮らす」「住む」「楽しむ」の促進を目的とした製品・サービス。情報保証のための機器、バリアフリー解消のための製品、共用品、アクセシブルデザイン製品といった障害者への合理的配慮に資する製品サービスも対象となる。

「パラスポーツ関連製品・サービス」

パラスポーツ、デフスポーツ、障害者スポーツに関する用具、障害者スポーツに関する理解を深めるためのコンテンツなど。

助成対象経費

  • 展示会参加費
  • EC出店初期登録料
  • サイト制作・改修費
  • 販売促進費

展示会は国内・海外・オンラインのいずれも対象。限度額150万円を上限に、出展小間料・資材費・輸送費を助成する。一度の申請で複数の展示会の助成申請も可能。ECサイト出店初期登録料とサイト制作・改修費は、それぞれ助成限度額は20万円としている。

販促費は印刷物の制作費(限度額50万円)・動画制作費(限度額20万円)・広告費(限度額20万円)が経費の対象。なお、販促費のみでの助成の申請は受け付けていない。

申請スケジュール

第1回のスケジュールは4月7日(月)から5月30日(金)の17時までエントリー受け付けを行う。申請は5月12日(月)~5月30日(金)まで。助成対象期間は2025年8月1日(金)から2026年8月31日まで。

第2回のスケジュールは10月6日(月)から11月28日(金)の17時までエントリー受け付けを行う。申請は11月10日(月)~11月28日(金)まで。助成対象期間は2026年2月1日(日)から2027年2月28日まで。

申請

電子申請システム「Jグランツ」による電子申請のみで受け付ける。「Jグランツ」の利用にはIT導入補助金などでも利用する「gBizIDプライム」が必要となる。助成対象者の決定は第1回分は2025年7月末、第2回分は2026年1月末としており、「Jクランツ」にて通知する。

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