TV通販最大手ショップチャンネルの2026年3月期売上は1697億円で過去最高を記録
ジュピターショップチャンネルの2026年3月期業績は、売上高が前期比1.1%増の1697億700万円となり、3期連続の増収で過去最高を更新した。テレビ放送枠の拡大に加え、アプリ強化やリアル接点の拡充、新ECサービスの開始などが成長を後押しした。
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24時間365日生放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネルの2026年3月期業績は、第30期決算公告(7月1日公表)によると、売上高は前期比1.1%増の1697億700万円となった。営業利益は同0.3%増の234億2600万円、経常利益は同0.1%増の238億7800万円、当期純利益は同0.3%増の167億3300万円だった。増収は3期連続で、売上高は前期に続いて過去最高を更新した。

テレビ・デジタル・リアルを連携し、顧客接点を拡大
2025年度は、従来の「テレビ通販事業」から、「テレビ・デジタル・リアルを連携させたショッピングエンターテインメント事業」への転換を推進した。
テレビ領域では、民放BS局での放送時間を週75時間から週84時間へ拡大。「ショップチャンネル4K」の放送をBS右旋帯域へ移行し、視聴環境の拡充も進めた。
24時間視聴可能な世帯数は、2025年3月末の3210万世帯から、2026年3月末には3215万世帯へ増加した。
番組施策では、新規顧客向け企画「ウェルカム!ショップチャンネル ウィーク」を年6回放送したほか、社員の口コミを通じて商品を紹介する「現場発信!社員口コミ ヒットSHOW」を展開。また、BS朝日やテレビ朝日グループの「ロッピングライフ」との協業企画も実施した。
アプリ強化などデジタル接点を拡大
デジタル領域では、社員やゲスト、ブランドスタッフがスタイリングを投稿する「SHOP CHANNEL PEOPLE」にライフスタイルコンテンツを追加。ページビュー(PV)数は前年比24%増となった。
アプリでは、「アプリデビューキャンペーン」やLINEを活用したパーソナライズ配信などを推進し、アプリダウンロード数は前年比210%増に伸長した。
Web会員登録では携帯電話番号のみで登録できる仕組みを導入し、利用開始までのハードルを下げた。
店舗や催事でリアル接点も強化
リアル領域では、交流会やスタジオ見学を計8回実施したほか、常設店舗「ショップチャンネル大阪」では開業20周年施策を展開した。
このほか、北千住マルイでのポップアップストア実施、高額・希少商品を取り扱う「ジュエリー・ゴールド特別販売会」なども実施し、オンライン以外の顧客接点拡大を図った。
新ECサービスやAI活用も推進、創業30周年へ
新規事業としては、テレビ視聴を起点としない新たなECサービスとして、ビジュアル型UGCコミュニティコマース「うちのね、」と、美容のプロが教えるエイジングケア特化メディア「CanauBi(カナウビ)」を2025年9月に開始した。
また、AI活用にも取り組んでいる。販売計画や番組編成、コールセンターの人員配置計画などにAIを活用し、業務効率や業務品質、サービス品質の向上を進めたという。
ジュピターショップチャンネルは2026年に創業30周年を迎える。2026年度は30周年イヤーとして、さらなる顧客接点の拡大やサービス強化に取り組むとしている。
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