エアークローゼット、ECサイト「エアクロストア」β版を開設。パーソナライズ体験向上を狙う“ファッションサブスク連動型”ECの特長とは?

既存のサブスクリプションサービスとデータを相互に連動し、1人ひとりに最適化したスタイリングアイテムを提案する

大嶋 喜子[執筆]

1月27日 9:00

エアークローゼットは1月23日、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」と連動したオンラインストア「airCloset Store(エアクロストア)」のβ版の提供を開始した。これまでに培ってきたレンタル体験や購入導線を土台に、「airCloset」と「airCloset Store」は相互にデータを連携してより優れたパーソナライズ体験の提案に生かす。まずは相互連携の検証フェーズとしてβ版を展開する。

既存の月額会員向けには、これまでのスタイリング体験をより広げ、提案精度を高めるためのアップデート施策という位置付け。新規顧客向けには、「airCloset」が提案する世界観や商品セレクトに触れる機会になることを見込む。

「airCloset Store」のサイトトップ(画像は編集部がサイトから追加)
「airCloset Store」のサイトトップ(画像は編集部がサイトから追加)

購入アイテムを自動反映、次回以降のスタイリングに生かす

β版では、「airCloset Store」で購入されたアイテムは、「airCloset」の会員が手持ちのアイテムを登録できる「Myクローゼット」に自動で反映。スタイリストが次回以降のスタイリング提案時に参考にできる情報として活用する。

こうした購買情報とレンタル体験のデータを組み合わせることで、スタイリング提案の幅や精度を高めていく可能性を検証する。

レンタルと購入を横断したパーソナライズ体験

エアークローゼットは、「airCloset Store」を単なる購買の場としてではなく、ファッションを中心としたパーソナライズ体験全体をアップデートしていくための基盤として位置づけている。

レンタル体験によって蓄積された実体験データと、オンラインストアでの購買データを相互に行き来させることで、サブスクリプションサービスとオンラインストアを横断した体験価値の進化をめざす。実体験データを基盤に購買データを重ね合わせることで、提案精度の向上や、商品やサービスとの出会い方そのもののアップデートにつなげる。

β版の展開により、1人ひとりに寄り添うパーソナライズ体験や、スタイリング提案の幅・精度を高めていく可能性を探る。

レンタルと購入をかけ合わせたパーソナライズ体験の提供を予定している
レンタルと購入をかけ合わせたパーソナライズ体験の提供を予定している

「airCloset Store」開設の背景

「airCloset」では従前から、プロのスタイリストが選ぶ洋服のレンタルを軸に、アクセサリーのレンタル提供やサブスクリプション内での購入体験などを提供してきた。一方で、靴やアイウェアをはじめとした小物カテゴリーはレンタルでの提供が難しいアイテムが多かったという。

「airCloset Store」では洋服に加え、靴・アイウェア・アクセサリー・コスメなど幅広いアイテムを取り扱う。顧客に提供するスタイリング体験をさらに広げていく。

airCloset事業強化の一環として展開

エアークローゼットのairCloset事業では、全社的な成長の加速に向け、顧客基盤の拡大、物品販売の強化、男性向けサービスの展開などに乗り出している。

2026年春には、男性向け月額制ファッションレンタルサービス「airCloset Men's(エアクロメンズ)」のサービス開始を予定している。2025年9月に同サイトのティザーサイトを公開しており、事前登録を受け付けている。

また、2025年12月には、プロのスタイリストが利用者の魅力を引き立てるアイテムを選ぶ体験型ギフト「airCloset Gift(エアクロギフト)」の提供を開始した。

会員増加・獲得に向けたエアークローゼットの取り組み(画像はエアークローゼットのIR資料から追加)
会員増加・獲得に向けたエアークローゼットの取り組み(画像はエアークローゼットのIR資料から追加)

2026年6月期の連結業績は、売上高は前期比15.3%増の57億1600万円、営業利益は同20.9%減の8100万円を見込んでいる。

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