カクヤス、自社配達網をリユース拠点とする実証実験開始。ジモティーと連携するサステナビリティ検証とは?

カクヤスはジモティーと連携し、神奈川県横浜市内の店舗に不用品の回収スポットを設置する。カクヤスが展開する店舗・配送網を、月間約1000万人が利用するリユースプラットフォーム「ジモティー」の仕組みとかけ合わせる。

大嶋 喜子[執筆]

5月7日 7:00

ひとまいるの子会社であるカクヤスは4月28日、リユースプラットフォーム「ジモティー」を運営するジモティーと連携し、カクヤスの自社配達網をリユース拠点として開放する実証実験を開始した。カクヤスが展開する店舗のうち2店舗(神奈川県横浜市内)に、消費者が家庭の不要品を無償で持ち込める回収スポット「ジモティースポットミニ」を設置している。実施期間は7月31日まで。

カクヤスは首都圏を中心に200以上の店舗「なんでも酒やカクヤス」を展開。配達エリア内であればビール1本から即日無料配達に対応する物流網を構築している。商品の配送だけでなく、再使用されるリターナブル容器の回収なども行う「2way型」のサービスも手がける。

今回、実証実験の対象店舗としている2店舗に持ち込まれた不要品は、各店舗で受付後、既存の酒類配送の戻り便を活用して「ジモティースポット」へ移送し、リユース品として販売する。酒の配送で培った独自の「2way」物流(配送と回収)の仕組みを活用し、効率的な回収の有効性を検証する。今回の実証実験を通じて、今後は対象店舗、エリア、連携先の拡大を図る。

持ち込みの対象とする不用品は、小型家電、衣類、レジャー用品、服飾品、おもちゃ、生活雑貨、食器など。リユースできる状態かつ、組み立て時の3辺合計の長さが180cm以内のモノを対象とする。

リユース回収品の物流スキーム
リユース回収品の物流スキーム

旧カクヤスグループは、2025年7月に社名を「株式会社ひとまいる」に変更した。ひとまいるは、サステナビリティの重点課題として、「サーキュラーエコノミー(資源循環)の推進」を掲げている。この一環として、2024年6月からは飲食店向けの廃食用油回収サービスを手がけている。回収した廃食用油はレボインターナショナルを通じて持続可能な航空燃料などへ再資源化している。

今回の実証実験では、自社の店舗・配送網と「ジモティー」の仕組みを掛け合わせ、リユースの社会インフラとしての有効性を検証する。

サービス概要

  • サービス名:ジモティースポットミニ
  • 実施期間:2026年4月28日~7月31日
  • 対象店舗:神奈川県横浜市内の2店舗(「なんでも酒やカクヤス 東神奈川店」「なんでも酒やカクヤス 保土ヶ谷店」)
  • 受付時間:東神奈川店:10:00〜21:00/保土ヶ谷店:10:00〜22:00
  • 持ち込み対象品:小型家電、衣類、レジャー用品、服飾品、おもちゃ、生活雑貨、食器など
  • 持ち込み料金:無料
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