スタートアップのW杯東京予選でカウシェが優勝、その要因は?

カウシェは7月17日、世界最大級のピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2026」東京予選で優勝し、11月に米サンフランシスコで開かれる世界決勝大会への出場権を獲得した。

鳥栖 剛[執筆]

7月23日 8:00

お買い物アプリ「カウシェ」を運営するカウシェは7月17日、ビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2026」東京予選で優勝し、世界決勝大会への出場権を獲得した。

スタートアップのW杯東京予選でカウシェが優勝、その要因は?
「スタートアップワールドカップ2026」東京予選のようす

「スタートアップワールドカップ」は、米シリコンバレーのベンチャーキャピタル、ペガサス・テック・ベンチャーズが主催するピッチコンテスト。世界130以上の国・地域で予選が実施され、各地域の代表企業が優勝賞金100万米ドル(約1億5000万円)をかけて競う。

東京予選は7月17日にグランドハイアット東京で実施され、約250社の応募のなかから選ばれたファイナリスト10社が登壇。会場には約2500人が来場し、カウシェが東京予選代表の座を獲得した。カウシェは11月4~6日に米サンフランシスコで実施される世界決勝大会に出場する。

スタートアップのW杯東京予選でカウシェが優勝、その要因は?
カウシェは約250社の応募のなかから選ばれたファイナリスト10社に入り優勝を掴んだ

カウシェは2020年の創業以来、「日常に楽しさを」をミッションに、お買い物アプリ「カウシェ」を展開してきた。

最大の特長は、欲しい商品を検索して購入する従来型ECとは異なる「発見型EC」の買い物体験。タイムラインを眺めながら思いがけない商品と出会える設計に加え、SNS型のレビュー投稿機能を通じてユーザー同士が商品を評価・共有できる仕組みを採用している。

2023年10月には、発見型ECと連動する農園ゲーム「カウシェファーム」を投入。アプリ内で育てたデジタル作物を収穫すると実際の商品が届く仕組みで、ECとゲーミフィケーションを融合した独自の購買体験を提供している。

2026年1月には、日本地理的表示協議会(JGIC)と連携し、農林水産省が推進する地理的表示(GI)保護制度のGI産品をゲーム内で育てる取り組みも開始した。

物価上昇を背景に、「お得さ」と「楽しさ」を両立する買い物体験への需要が高まるなか、アプリの累計ダウンロード数は2026年7月に700万件を突破した。2026年3月にはディー・エヌ・エーと資本業務提携を締結し、AIを活用したプロダクト開発も強化している。

カウシェは今回の優勝について、「楽しさ」「発見」「つながり」を買い物に取り戻す独自のEC体験と、サービスの成長性が評価されたとしている。

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カウシェのサービスの特長
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