時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
時事通信社と物語運輸は資本業務提携し、日本文化や地域産品を国内外へ届ける新たな「文化流通」の仕組みづくりに乗り出す。
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時事通信社と、伝統工芸品や地方の特産品の越境ECなどを手がける物語運輸は10月20日、日本の伝統文化や地域文化、伝統産業、ものづくりの価値を国内外に届けることを目的に、資本業務提携したと発表した。
時事通信社が物語運輸に出資し、境克彦社長が物語運輸の社外取締役に就任する。時事通信社の情報発信力と、物語運輸が持つ商品企画・開発、EC、海外マーケティング・販売の機能を組み合わせ、新たな「文化流通」の仕組みづくりをめざす。

今回の提携の特長は、単なる資本提携やPR連携にとどまらず、情報発信から体験、購買までを一貫してつなぐ点にある。
時事通信社は、長年培ってきた国内外への情報発信力、地方自治体とのネットワークを持つ。一方、物語運輸は、日本文化やものづくりに携わる企業・商品の発掘から、商品企画、海外市場での検証、EC、海外販売、ブランド化までを一貫して手がけてきた。

両社はそれぞれの強みを組み合わせ、日本文化の価値を「伝える」だけでなく、「買う」「体験する」「次の世代へ伝える」といった行動につなげ、価値が循環する仕組みを構築したい考えだ。
めざすのは単なる伝統工芸品の販売やEC事業ではなく、日本文化が持続的に価値を生み出し続ける、新たな「文化流通」の仕組みを構築すること。

これまで日本の伝統文化やものづくりの価値を、商品の背景にある物語とともに世界へ届ける取り組みを進めてきた。日本文化の価値を「知ってもらうこと」と、実際に「体験し、購入し、次の人へ伝えてもらうこと」の間には大きな隔たりがある。時事通信社の情報発信力や社会的信用、国内外ネットワークと、物語運輸の商品開発、体験設計、EC、海外マーケティング・販売機能を掛け合わせ、「知る→学ぶ→体験する→買う→伝える」までを1つにつなげる。(物語運輸 五十嵐勇社長)
物語運輸 五十嵐勇社長
日本各地に息づく伝統文化や匠の技の価値を国内外に伝えるだけでなく、新たな市場を切り開き、次世代へつなぐことも同社の使命。物語運輸の若い発想や行動力と、自社の情報発信力や地域とのネットワークを掛け合わせ、日本文化の持続的発展に貢献する新事業を育てたい。(時事通信社 境克彦社長)
時事通信社 境克彦社長



