RKB毎日放送グループがEC売上36億円のEC企業Fun Standardを買収。「DtoC事業と放送事業の融合」「ECと放送の連携」などを狙う

RKB毎日放送グループとFun Standardが戦略敵資本提携。放送・メディア力と商品企画開発・製造力、EC運営力を融合させることで、さらなる事業成長をめざすとしている。

松原 沙甫[執筆]

2024年12月25日 7:00

福岡県内を対象にテレビ・ラジオ放送を手がけるRKB毎日放送の持株会社であるRKB毎日ホールディングスが、ネット通販企業のFun Standard(FS)を買収する。

Fun Standardの株式90%を取得し子会社化。ネットと放送(テレビ・ラジオ)両方を有機的に活用する「放送局×コマース」などを展開していく。12月23日に戦略敵資本提携の契約を締結した。

Fun Standardは、アウトドア商品やスポーツ用品、カー用品などを自社で製造し、ECサイトで販売するDtoC事業を展開。小売業と同時に商品を製造するメーカー機能も備える。運営するECサイトは、アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」、モバイルアクセサリー用品を販売する「BELLEMOND」、カー用品を展開する「CRAFT WORKS」、インテリア・ファッション雑貨などのECサイト「E.me」。

アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」
アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」(画像は編集部がキャプチャ)

現時点で考えられる事業連携、および取り組みは「DtoC事業と放送事業の融合」「ECと放送の連携」「BtoB事業の拡大」。

番組関係のタレントなどとの商品コラボや事業イベント・スポーツイベントとの連動商品の開発など、さまざまな分野で新たな取り組みを模索。Fun StandardのSNSやECサイトの運営ノウハウを活用し「放送局×コマース」の事業を展開する。また、RKBグループで制作する番組やイベントなどとのシナジーが期待できるとしている。

RKB毎日ホールディングスはFun Standardの代表取締役で株主である大屋良介氏から発行済株式の90%を取得する。取得価額は開示していない。大島氏は引き続きFun Standardの経営に携わる予定。RKB毎日グループからはFun Standardの経営に携わる役職員を派遣する予定。

Fun Standardの2024年2月期決算は、売上高が前期比44.7%増の36億6300万円、営業利益は5900万円(2023年2月期は400万円)、経常利益は4500万円(同500万円)。

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