商標出願前にAIが称呼・外観・観念の3要素で類似リスクを判定するEC事業者向けブランド名類似チェッカーとは

Mycatは「商標ナビ」にEC事業者向け「ブランド名類似チェッカー」を追加。称呼・外観・観念の3要素で類似リスクを判定し、区分提案や表記ゆれ確認も支援する。

鳥栖 剛[執筆]

3月27日 9:30

AIサービスを提供するMycatは3月25日、AI商標検索・出願サポートサービス「商標ナビ」に、EC事業者向けの新機能「ブランド名類似チェッカー」を追加したと発表した。

商標出願前にAIが称呼・外観・観念の3要素で類似リスクを判定するEC事業者向けブランド名類似チェッカーとは
Mycatが「商標ナビ」にEC事業者向け「ブランド名類似チェッカー」を追加

新ツールは、商標審査で用いられる「称呼(読み方)」「外観(見た目)」「観念(意味)」の3要素に基づき、AIがブランド名の類似リスクを自動判定する。

チェック項目は、ブランド名(日本語・英語・ロゴ画像)、事業内容(自然言語入力)、商品・サービスのカテゴリ。入力内容をもとに、類似する登録商標の有無やリスクスコア(高・中・低)を提示する。

Mycatは提供の背景として、BtoC-EC市場の拡大やD2Cブランドの増加に伴い、商標出願件数が年間15万8792件と高水準で推移している点を挙げる。

商標登録を行わずにブランドを立ち上げた場合、後から他者の登録商標と抵触し、ブランド名の変更を余儀なくされるリスクがあると指摘している。

EC事業者に特有の留意点として、商品区分に加え、「小売りまたは卸売りの業務において行われる顧客への便益提供」に該当する第35類での出願検討をあげている。同チェッカーでは、事業内容に応じて必要な出願区分を自動提案する。

また、ECブランドでは英語名の使用が多い一方で、カタカナ表記での類似確認も重要となる。ツールは英語表記とカタカナ表記の双方から類似調査を行う。

このほか、判定結果には「Amazonブランドレジストリ」に必要な条件の確認機能も含まれる。

なお、Mycatは「ブランド名類似チェッカー」について、弁理士法に基づく代理業務ではないと説明。正式な商標出願にあたっては、弁理士など専門家への相談を推奨している。

この記事のキーワード :
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00