フリマアプリ利用率は「メルカリ」が9割で他社サービスを圧倒、ジャストシステム調査

「Fril」が30%、「LINE MALL」が18.9%、「ラクマ」が17.9%

中川 昌俊

2015年10月26日 10:00

ジャストシステムは10月22日、「フリマアプリの利用に関するアンケート」の結果を発表し、フリマアプリ利用者のうち約9割が「メルカリ」を利用していることがわかった。次いで多かったのは「Fril」の30%。「メルカリ」が圧倒的なシェアを獲得していることがわかる。

調査はジャストシステムが提供するセルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用し、事前調査で「フリマアプリを利用したことがある」と回答した10代~30代の女性550人に対し、「フリマアプリの利用に関するアンケート」を実施した。

複数回答で現在利用しているのフリマアプリを聞いたところ、最も多かったのが「メルカリ」で88.6%。次いで「Fril」が30%、「LINE MALL」が18.9%、「ラクマ」が17.9%だった。

世代別では、10代は「メルカリ」が92%、「Fril」が33%。20代~30代は「LINE-MALL」が21.4%(20代)、25.0%(30代)、「ラクマ」が24.1%(20代)、24.3%(30代)で、すでにLINEや楽天市場などで利用しているサービスと同一IDで使えるサービスの使用が多い点が特徴となっている。

フリマアプリを知った情報源を複数回答で聞いたところ、「TVCM」が最も多く41.3%。次いで「友人・知人」から話を聞いてが36.5%、インターネット(レビューサイト、まとめ記事除く)の記事や広告を見てが31.3%。アプリのダウンロードは、TVCMを展開することでユーザーを増やし、さらにそのユーザーが友人などに伝えるというパターンが最も効果的であるようだ。

4割が毎日閲覧、購入商品カテゴリはファッション

フリマアプリを閲覧する頻度は、41.0%が「ほぼ毎日閲覧する」と回答。「週に3~4日程度は閲覧する」と回答した利用者は22.7%で、高い頻度で利用されていることがわかった。

「主に購入(あるいはしていた)カテゴリ」を確認したところ、「レディースファッション」が36.5%、次いで「エンタメ・ホビー」が18.2%、「コスメ・香水・美容」が10.3%、「ベビー・キッズ」が9.0%。

調査ではこのほか、月間平均購入金額やフリマアプリでのトラブル、フリマアプリの利用を続ける理由、やめた理由など40ページにわたるレポートを公開している。調査結果は、「10代~30代の女性に聞いた!フリマアプリ利用実態調査」から無料でダウンロードできるようになっている。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00