自社ECサイトに必要な機能はやみくもに考えるのではなく、「自分たちのお店のお客様に合っているのか・求められているか」【ネッ担まとめ】
ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年6月27日~7月26日のニュース
8:00
小手先テクニックが大好きな皆さま、こんにちは! 今回は本店のお話です。本店の話と言いつつ、あまり本店の話はしていませんが、「考え方初級編」みたいなことを書いています。「モール依存から脱却したい」など、10年前から本店の悩みは変わっていないように感じます。けれど10年前と違ってAIが登場して、検索の世界もどんどん変わりつつあります。ただ、テクニカルなことばかりに目が行っていませんか? 今回は「EC年商1億円企業が導入している機能」を題材に、話ができればと思います。
「自分たちのお客さまに合う機能は何か」を考える
自社EC年商1億円超の企業に共通する「勝てるサイトの標準装備」TOP10 | E-Commerce Magazine byfutureshop
https://www.future-shop.jp/magazine/ec-function-top10
年商1億円超のEC企業が導入している機能を見ると、TOP10のうち6機能が販売促進や顧客育成に関わるもの。新規顧客の獲得だけでなく、購入単価の向上やリピート購入の促進、優良顧客の育成といった「既存顧客との関係強化」に注力していることがうかがえる
ランキング上位の10機能を整理すると、年商1億円超のEC企業が共通して取り組む3つの戦略軸が見えてきます。重要なのは「導入の有無」ではなく、「未導入によって何が失われているのか」という視点です。
![]()
画像は元の記事からキャプチャ
機能面はそれぞれ利用しているカートの機能もあるのでさておき、各軸の戦略ポイントというのが重要だと思っています。そして「未導入により何が失われているのか」という部分です。これは「何が失われているのか」と言うより、「取りこぼしている可能性のある売り上げ」というとわかりやすいかもしれません。考えるべきことは、他のお店と比べて「自分たちのお店がどう使いにくいか」「どう使いやすいか」という点ではないでしょうか。
「何だかこのカートは使いやすい」とか、そう感じるのが本店ではなくモールでもいいと思います。ただ、どんなに良い機能でも自分たちのお客さまに合う機能を導入するべきだと思っています(「考えるのが嫌」「しのごの言わずに導入する」という場合を除いて)。こういったことをしっかり考えて上位企業は機能を導入している、ということを知った上で、「じゃあ自分たちには何が適切か」をきちんと考える必要があります。
いつも似たようなことを言っていますが、これはあくまでも1億円越えの企業が実施している施策であること。その企業はお金にも余裕があるということ。これはあくまでも統計であるということを念頭において、「自分たちのお店のお客さまから求められているか・求められていないのか」の判断が重要になると思っています。
むやみに1億円企業と同じ機能を導入しても意味がありません。リニューアルもそうですが、「綺麗にしたら売り上げが伸びる」というのはただの迷信です。売り上げが下がったら、下がった根拠を出す。それがサイトの致命的な構造にあるのなら、リニューアルするべき。
根拠を持ってしっかり施策を練ってください。小手先のテクニカルな施策は労力・制作費・時間とコストをかけた割に、リターンが少ない可能性があります。自分たちのお客さまをよく見て、しっかり対策を練ることが重要です。
要チェック記事
【決算解説】楽天26年Q1決算発表!楽天市場は伸びている? | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/95902
楽天トラベルの伸びなどを見ると、純粋な「楽天市場」としての伸びは少し足踏み状態? ただ「RPP」の利用という部分で、若干差が生まれてきているので要注意ですね。
「AI対応って、結局何をやれば良いのか」。EC事業者がAI時代に取り組むべき6つのポイント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/07/01/16095
結局、AI側がGoogleの対策を見ているので、そこまでAI専用に何かをするっていうわけではないですよね。もちろん細かいハックは随時出てくると思いますが、しっかりとGMC対策をする!
AI経由のEC流入が1年で2倍に!「AIフレンドリー」なジャンルとページタイプ別にみるECサイトの「AI読み取りやすさ」とは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/06/25/16304
AIなので、情報を吸い上げる力の部分で通常のSEOとのギャップが出ていますね。「やることは変わらない」と上述しましたが、AI経由のアクセスも見る必要がありそう。
元楽天社員が教える楽天SEOで上位表示する7つの方法【保存版】 | note | りょう|楽天EC売上UP専門コンサル|EC運用代行
https://note.com/ryo_ec_growth/n/nb4612e858d22
SEOはあくまでも検索対策。点で見ていても「楽天市場」の売り上げは上がりません!「検索>クリック>販売」という「楽天市場」の売上アップのサイクルにしっかり乗せてあげましょう! 知らない人はECCに確認!
楽天市場、年間売上の約7割を「イベント期間」が占める ジャグー調査 | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/ecnews/marketing/50644/
「『楽天市場』だけが」というように見えますが、基本的にはどこも同じように見えるかなと。各モールに適した戦略をしっかり作ることが重要かと思います。
今週の名言
「ワークライフバランス」を主張する20代の未来は暗い!~木を植えるのに最適な時期は20年前だった。次に良い時期は今日だ! | 幻冬舎plus
https://www.gentosha.jp/article/28865/
10代の武器は「友達」だろう。(中略)
20代の武器は「体力(量)」だ。(中略)
30代の武器は「技術(質)」だ。(中略)
40代の武器は「人脈」だ。(中略)
50代の武器は「健康」だ。
最近Instagramでたまたま流れてきた言葉です。西野さんが好きかどうかは個人によりますが、「確かにな、面白い」と思ったのでピックアップ。
自分はこの言葉を聞いた時、「まさにそんな感じのルートをたどって生きてきたなぁ」と思っていました。まぁ、20代は散々遊んできたので、20台後半から40になるまでに、量と質を同時にオーバーワークでやってきた感じはありますが(笑)
そしてこの言葉の真意は「とにかく今やれ・今頑張れ」ということ。未来の自分を今の自分が作る――何だか、未来からきたのび太に怒られているような感じですね。「お前が今勉強しないから俺がこうなった」みたいな(笑)
そしてそれ自体は強制じゃない、みんな自由にしたらいい。ただ今日が一番若くて、何かをするのに良い時期は今日というだけ。
ということで、今週も最後までありがとうございました!! また、来月末くらいにお会いしましょう~、それでは。
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。


本店の施策では、モール運用とは少し違う思考が必要になります。だからか、モールに慣れた人が本店を運用する際に「今までモールばかり運用してきたから、本店の施策がわからない、本店の売り上げがなかなか上がらない」という人が結構いますね。記事から抜粋したところが、モールの運用脳とはちょっと違う部分ではないかなと思います。
モール運用は集客や販促の仕方からUXまで、本店運用では考える必要のない「モール側が考えていること」まで考える必要があるからです。「本店とモールは別物」としっかり認識した上で、お客さまの目線に寄り添って考えていく必要があります。