Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ

楽天グループの調査によると、Z世代の54.3%が商品やサービスの検討・購入時に生成AIを利用しており、利用場面では「比較検討する商品を絞るとき」が44.4%で最多だった。一方で、最も信頼する情報源は「検索エンジン」が42.1%で、AIで候補を絞り込みつつ検索で裏付けを取る購買行動が浮かび上がった。

鳥栖 剛[執筆]

9月7日 10:00

楽天グループは9月4日、15歳〜25歳の「楽天学割」ユーザーを対象に実施した、Z世代の生成AI利用に関する調査結果を公表した。調査では、商品やサービスの検討・購入時に54.3%が生成AIを利用していることがわかった。具体的には「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用していた。一方、最も信頼する情報源は「検索エンジン」が42.1%で最多となった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
楽天は「楽天学割」ユーザーを対象にZ世代の生成AI利用に関して調査した

生成AIの利用頻度では、「ほぼ毎日利用している」が38.0%で最多となった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
生成AIの利用頻度は「ほぼ毎日」が38.0%で最多

利用用途は「勉強・学習」が62.6%と最も多く、「趣味に関する情報検索」が47.0%、「悩み相談やアドバイスを受ける」が30.9%で続いた。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
利用用途は「勉強・学習」が62.6%で最多

楽天によると、勉強・学習用途で生成AIを利用する人のうち、48.5%が生成AIから得た情報を「信頼している」と回答した。若年層の日常生活のなかで、生成AIの利用が広がっていることがうかがえる。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
勉強・学習で生成AIを使う人の48.5%が生成AIの情報を信頼していると回答

ECに関連する購買行動では、商品やサービスの検討・購入時に生成AIを利用すると答えた人が54.3%と半数を超えた。内訳は「常に利用する」が3.6%、「頻繁に利用する」が13.2%、「時々利用する」が37.5%だった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
商品やサービスの検討・購入時に生成AIを利用する人は半数超に

具体的な利用場面では、「比較検討する商品を絞るとき」が44.4%で最も多く、「欲しい商品やサービスを探すとき」が27.8%、「ECサイトを見ながら」が11.3%で続いた。商品を探す段階や比較候補を絞り込む際に、生成AIを活用する傾向が見られた。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
EC購買行動での生成AIの具体的な利用場面は「比較検討する商品を絞るとき」が最多

一方、商品やサービスの検討・購入時に最も信頼する情報源を聞いたところ、「検索エンジン」が42.1%で最多となった。商品探索や比較検討に生成AIを活用する一方で、情報源としての信頼性では検索エンジンを重視する傾向が示された。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
商品やサービスの検討・購入時に最も信頼する情報源は「検索エンジン」が42.1%で最多

企業のAI活用に対する印象も調査した。提供するサービスにAIを導入している企業について、31.7%が「好印象」と回答。内訳は「非常に好印象」が5.3%、「やや好印象」が26.4%だった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
31.7%がAI導入企業に好印象

具体的なイメージでは、「先進的」が43.6%で最も多く、「チャレンジ精神がある」が26.7%、「自分たちの世代に合っている」が17.4%で続いた。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
AI導入企業に対しては「先進的」などポジティブなイメージ

また、楽天が生成AIを活用してサービス改善を進めていることについては、40.8%がポジティブな印象を持っていた。「非常に好感が持てる」が8.3%、「やや好感が持てる」が32.5%だった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
楽天のAI活用については40.8%がポジティブなイメージ

楽天のECサービスを利用する前に、生成AIを使って商品情報を収集すると答えた人は30.6%だった。内訳は「いつもする」が3.9%、「時々する」が26.7%だった。

Z世代、商品購入で生成AIは「比較検討する商品を絞るとき」に44%が利用。ただ、情報源でも最も信頼するのは「検索エンジン」が断トツ
30.6%が楽天のECサービスにおいて生成AIを使って商品情報を収集している

楽天は「楽天市場」アプリに、エージェント型AIツール「Rakuten AI」を搭載している。希望予算や購入目的、利用シーンなどを入力すると、AIコンシェルジュとの対話を通じてニーズを整理し、商品探索を支援する仕組みだ。

今回の調査では、Z世代が生成AIを商品探索や比較検討の効率化に活用する一方、情報の信頼性を確認する際には検索エンジンを重視している実態が示された。

調査対象となった「楽天学割」は、15歳〜25歳を対象とした無料プログラム。「楽天市場」での送料無料や、人気サブスクリプションサービスの割引などの特典を提供している。

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:15歳〜25歳を対象とした「楽天学割」ユーザー
  • 回収サンプル数:637サンプル
  • 調査期間:2026年7月1日〜8月3日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査実施機関:楽天グループ「楽天学割」
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00