「radiko(ラジコ)」がECモール事業に進出、番組や放送局などのグッズを購入できるサービスを展開
radikoが、番組や放送局などのグッズを購入できる「radiko EC mall」を始めた。聴取体験から商品購入までをつなぐ導線を整え、リスナーの“応援したい”という熱量を新たな収益機会へと転換する狙いだ。
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スマートフォンやパソコンでラジオやポッドキャストを聴ける無料サービス「radiko(ラジコ)」を提供するradikoが、音声コンテンツの聴取体験を購買行動につなげる新サービス「radiko EC mall」の提供を開始した。番組や放送局、ポッドキャストなどのグッズについて、企画・制作から販売までを一気通貫で支援する。リスナーの「応援したい」という熱量を新たな収益機会につなげる狙いだ。

「radiko EC mall」は8月31日に提供を開始した。ユーザーはradikoアプリ内の対象番組ページなどからストアへアクセスし、LINEミニアプリ上で商品を購入できる。

これまで放送局が独自のECサイトを運営している場合でも、商品購入時には「radiko」の外部サービスへ遷移するケースが多かったという。「radiko EC mall」では、番組や放送局を聴いている際の関心や熱量を保ったまま、商品購入につなげやすくする。

radikoは新サービスを通じて、放送局や番組、ポッドキャストなどのグッズについて、企画・制作から販売までを支援する。
放送局や番組にとっては、グッズの在庫リスクや販売業務の負担が新規企画のハードルになるケースがある。radikoが商品企画や制作、販売運用を後押しすることで、これまで商品化に踏み出せなかった番組でもグッズ展開に取り組みやすくなるとしている。
第1弾として、KBS京都、J-WAVE、TBSラジオの各ストアを順次オープン。KBS京都ではオリジナルTシャツ、J-WAVEでは防災グッズ、TBSラジオでは開局75周年を記念したオフィシャルグッズを販売する。9月中には、「radiko」オリジナルキャラクター「ラジまる」のグッズ販売も開始する予定だ。
サービス開発の背景には、「radiko」ユーザーの高いエンゲージメントがある。radikoによると、ユーザーの1日あたりの平均利用時間は2026年1月時点で約150分。日常的に長時間サービスを利用するユーザーが多い一方、リスナーインタビューでは「大好きな番組をもっと応援したいのに、その手段がない」といった声が多く寄せられていたという。
従来の聴取という行動だけでなく、番組やパーソナリティへの好意や共感を、グッズ購入という形で表現したいというニーズに対応する。
「radiko」は、単にラジオを聴くためのサービスにとどまらず、ユーザーが番組やパーソナリティをより深く好きになり、参加できるプラットフォームへ進化する考えを示している。
この方向性を「オーディオコミュニティモール構想」と位置付け、音声コンテンツを聴くだけでなく、番組やコミュニティとの関係をより深める体験へと広げていく。
「radiko EC mall」は、その構想を具体化する施策の1つとなる。音声コンテンツへの接触から生まれるファンの熱量を、グッズ購入という新たな行動につなげることで、放送局や番組の収益機会を広げるとともに、リスナーとの関係強化もめざす。

