フューチャーショップが始めたAIの分析・予測アプローチと担当コンサルタントの伴走支援を組み合わせたMA・CRMオプション「future Engagement Cast」とは
フューチャーショップは、AIによる分析・予測と担当コンサルタントの伴走支援を組み合わせたMA・CRMオプション「future Engagement Cast powered by OmniSegment」の提供を開始。実店舗とECの顧客データを統合し、少人数でも1to1マーケティングを実行しやすくする。
10月2日 9:30
フューチャーショップは10月1日、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」で新たなMA・CRMオプション「future Engagement Cast powered by OmniSegment」の提供を開始した。
実店舗とECサイトの顧客データを一元化し、AIによる分析・予測と担当コンサルタントの伴走支援を組み合わせる。顧客ごとの1to1マーケティングに加え、店舗とECを横断したOMO施策の実行を支援する。

EC事業者の間ではCRMやMAツールの高度化が進む一方、「セグメント設計が複雑で使いこなせない」「データは蓄積されているが分析する時間がなく、全顧客への一斉配信にとどまっている」「実店舗とECで顧客データが分断されている」といった課題もある。
フューチャーショップはこうした課題に対応するため、AIによる分析・予測と担当コンサルタントによる伴走支援を組み合わせた新オプションを開発した。
「future Engagement Cast」は、顧客データ統合(CDP)、AI予測分析・配信(MA)、Tableau連携ダッシュボード(BI)、定期分析レポートで構成するCRM・MAオプション。
ECの購買データに加え、POS連携によって実店舗の購買データも取り込むことができ、ECと店舗を横断した顧客分析やコミュニケーションを可能にする。
顧客データの分析から施策の実行までAIがサポートし、顧客ステータスの更新、パーソナライズ商品の提案、購買意欲の高いユーザーの予測、アイキャッチ画像やメルマガ文案の作成などに対応する。
配信チャネルはメール、LINE、Webポップアップ、アプリに対応。AIが顧客ごとに適した配信チャネルや時間帯を判断することで、少人数の運営体制でも1to1コミュニケーションを実行しやすくする。

メッセージ作成や施策設定にプログラミングなどの専門知識は不要。画面上で「状態・行動タグ」を選択するだけでセグメントを作成できるノーコード設計とした。
複雑なセグメント作成やデータ統合をシステム側で支援することで、これまで一斉配信が中心だった事業者でも、顧客ごとに異なる施策を実行しやすくする。

実店舗とECの両方を運営する事業者に対しては、OMO施策の実行基盤としての活用を提案する。
実店舗の購買・ポイントデータとECの会員情報を統合し、「future Engagement Cast」へ手作業なしで自動連携できる。店舗の購入明細にはEC共通の商品番号を自動でひも付け、店舗での購入履歴とEC上の閲覧・購入行動を組み合わせた1to1アプローチを実現する。
たとえば、店舗のみを利用する会員にECクーポンを自動配信したり、EC専用会員に近隣店舗の入荷情報やイベント情報を案内したりするなど、店舗とECの相互送客につなげられる。
また、店舗・ECを横断した購買データを基に、「新規」「コア」「休眠」「離脱」といった顧客ステータスを日次で自動更新。チャネル間の利用状況のギャップも把握できる。
店舗での購入カテゴリとECでの閲覧・購入カテゴリを統合したタグ付けにも対応し、レコメンドの精度向上につなげる。レジ操作など店舗オペレーションを変更する必要はなく、データのひも付けや配信はシステムが自動で行う。
「futureshop omni-channel」の利用企業は、CROSS POINT連携によって会員情報や購買データをよりスムーズに統合できる。
毎月の分析レポートでは、「どの顧客層が離脱しかけているか」「どの施策が売り上げに貢献したか」などを可視化。分析結果を基に改善施策も提案する。

ツールの提供だけでなく、担当コンサルタントがPDCA運用に伴走する点も特徴。通常は別途費用が発生しやすいコンサルティング支援を、ツール料金内で提供するとしている。
サービスの基盤には、台湾・日本のEC市場で導入実績を持つMA・CRMツール「OmniSegment」を採用した。
フューチャーショップは、実店舗を持つEC事業者のOMO戦略を後押しするとともに、少人数の運営体制でも顧客データを活用したCRM施策を実行できる環境を提供していく考えだ。

