千趣会は3月10日、ECサイト「ベルメゾンネット」で、身体を動かしにくい人も自分らしく着こなせる“インクルーシブ”なアパレル商品の販売を開始した。障害や病気のある人向けに服の直しサービスを展開するキヤスクと協業、商品を開発した。
キヤスクは、障害や病気のある人々に対し1800点以上の服の直しを行ってきた企業。千趣会の担当者は「見た目と機能の両立は大きな挑戦だったが、キヤスクとの協業が突破口となった」とコメントしている。
障害や病気がある人の「着やすい」と「着たい」に着目し、千趣会の通販事業「ベルメゾン」で人気のトップスやボトムスをベースに開発した。脇や裾がスナップボタンやファスナーで大きく開閉できる設計によって着脱しやすく、ケアをする人の負担も軽減する。「見た目は普段の服」のため、着る人は自分らしいファッションを楽しめる。
千趣会は定番の商品を活用することで開発コストを抑え、ユーザーの手が届きやすい価格にしている。価格は、長袖ポロシャツが税込2990円(サイズ展開は120~160cm)、ロングパンツ (長ズボン)が同2490円(サイズ展開は120~160cm)など。
まずはキッズウェア7型、レディスパジャマ1型の販売を開始。4月1日からはディスウェアを新たに5型、追加販売する。
従前、障害や病気のある人向けの衣類は機能性が重視され、デザインの選択肢が限られたり、販売ルートが限られたりする課題があった。
商品開発のために行ったアンケートでは、機能性以上に「通常の商品と見た目が変わらないこと」が43.3%で最も高かったという。
そこで、千趣会はキヤスクと協業し、着る人の困りごとを反映しながら、「ベルメゾン」で人気のデザインを生かした。
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