大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

Amazon日本事業の2025年売上高は4.6兆円、ドルベースは306億ドルで12%増の2ケタ成長

アマゾン日本事業の2025年(2024年1-12月)売上高は円ベースで4兆6338億8800万円。ドルベースでは306億8800万ドルで前期比12.0%増。

瀧川 正実

2月10日 11:00

アマゾン日本事業の2025年(2025年1-12月)売上高は円ベースで4兆6338億8800万円だった(2025年の平均為替レートを1ドル=151円で換算)。米Amazonが公表した「年次報告書」から、2025年のAmazon日本事業、米Amazonの状況をまとめた。

アマゾン日本事業の売上高推移(ドルベース)

日本事業のドルベースでの売上高は前期比12.0%増の306億8800万ドル(2024年の日本事業売上高は274億100万ドルで前の期比5.4%増)。全売上高に占める日本事業の割合は4.3%で、前年比は横ばいとなった。

Amazon日本事業の2025年売上高は4.6兆円、ドルベースは306億ドルで12%増の2ケタ成長
アマゾン日本事業の売上高推移(ドルベース)

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが公表している2025年の年間平均為替レート「1ドル=150.71円」(TTB)を参考に、1ドル=151円で換算した場合、日本円ベースの日本事業売上高は4兆6338億8800万円。

2025年も日本円ベースの売上高は大きく拡大した。日本円ベースの売上高について、1ドル=151円で換算した2024年は4兆1375億5100万円、2023年は3兆6662億8200万円だった。

Amazon日本事業の2025年売上高は4.6兆円、ドルベースは306億ドルで12%増の2ケタ成長
アマゾン日本事業の日本円ベースの売上高推移(年間平均為替レートで円換算)。平均為替レートは、2010年が87円、2011年は79円、2012年は79円、2013年は97円、2014年は105円、2015年は120円、2016年は108円、2017年は112円で換算、2018年は111円で換算、2019年は109円で換算、2020年は107円で換算、2021年は110円、2022年は131円、2023年は141円で換算、2024年と2025年は151円で換算)

アマゾン日本事業の売上高は直販ビジネスのほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入、FBA利用料金、定期購入サービス、AWS(Amazon Web Service)などが含まれる。

米Amazon、アマゾンジャパンともに流通総額は公表していないが、「Amazon」グローバル流通総額に占める販売事業者経由の割合は6割程度に達しており、日本も同様の流れにあると見られる。

全体の流通総額のうち第三者による販売は6割程度、手数料収入は平均して第三者販売額の約10%、FBA売上は約20%などと数値を仮定し、全社売上の構成比率などから「Amazon.co.jp」の流通総額を推計すると6兆円に達していると見られる。

グローバルの販売状況

2025年(2024年1-12月)連結業績によると、売上高は前期比12.0%増の7169億2400万ドルだった

売上高の内訳は次の通り。

  • 仕入れ商品などによる製品売上(直販売上、デジタルメディアコンテンツなど含む)→ 2692億8700万ドル(前期比前9.0%増)
  • 第三者販売サービス売上など(第三者が販売するサービスに関する手数料売上、FBA利用収入など)→ 1721億6200万ドル(同10.6%増) 
  • 定期購入売上(サブスクリプションサービス売上)など(「Amazon プライム」の会員費など)→ 496億1900万ドル(同11.8%増)
  • AWS(Amazon Web Service)→ 1287億2500万ドル(同19.7%増)
  • 実店舗売上(主にホールフーズの売り上げ)→ 225億6100万ドル(同6.3%増)
  • 広告サービス→ 686億3500万ドル(同19.7%増)
  • その他(クレジットカード契約などの売上高)→ 59億3500万ドル(同9.4%増)
Amazon日本事業の2025年売上高は4.6兆円、ドルベースは306億ドルで12%増の2ケタ成長
Amazonの売上高の内訳(2025年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合

Amazonの売上高の内訳

地域別の売上高は次の通り。Amazon全体の売上高に対して日本事業が占める割合は前年比横ばいの約4.3%。

  • アメリカ → 4896億5700万ドル(前期比11.8%増)
  • ドイツ → 459億万ドル(同12.3%増)
  • イギリス → 432億1200万ドル(同14.2%増)
  • 日本 → 306億8800万ドル(同12.0%増)
  • その他 → 1074億6700万ドル(同14.5%増)
Amazon日本事業の2025年売上高は4.6兆円、ドルベースは306億ドルで12%増の2ケタ成長
Amazonの地域別売上高(2025年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00