適正な需給バランスを保つために市場以外へ出荷する北海道のにんじん約20トン、こども食堂などへ
作柄の良い年の農産物に、こども食堂という行き先を。JAおとふけ・ホクレン・ネッスーが連携し北海道・愛知・大阪へ

「すべてのこどもたちが、公平に、未来へ挑める社会」の実現を目指すネッスー株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:木戸 優起、以下「ネッスー」)は、JAおとふけ(音更町農業協同組合)、ホクレン農業協同組合連合会と連携し、北海道音更町産のにんじん約20トンを、2026年9月から10月にかけて北海道・愛知県・大阪府のこども食堂などこどもの居場所へお届けしました。
今年は北海道の主産地でにんじんの作柄が良好だったことから、需給バランスが崩れるのを防ぐための対策が行われました。このにんじんは、その一環として市場以外へ出荷されたものの一部です。ホクレンでは加工用原料への転用を主軸に対策を行っており、その出荷先の1つとして、こども食堂などへのお届けが実現しました。北海道フードバンクネットワーク、フードバンク愛知、こどもの居場所サポートおおさかの3団体を通じてこどもたちの食卓へつなぐことで、にんじんの需給バランスとこどもの食支援の両立を図りました。
今回の寄贈概要
提供元:JAおとふけ(北海道河東郡音更町)
品目・数量:音更町産にんじん 約20トン
連携:ホクレン農業協同組合連合会、ネッスー株式会社
寄贈先地域・連携団体:北海道フードバンクネットワーク(北海道)/フードバンク愛知(愛知県)/こどもの居場所サポートおおさか(大阪府)
お届け先:こども食堂などこどもの居場所
お届け時期:2026年9月~10月
取り組みの背景
今年の夏は、北海道の主産地でにんじんの作柄が良好である一方、消費地では暑さのなかでにんじんの消費が落ち込み、需給バランスが崩れるおそれがありました。おいしいにんじんを無駄なく届け、農家さんが安心して栽培を続けられるよう、国や産地全体で出荷の調整が行われ、一部を市場以外へ仕向ける必要がありました。
このようななか、ホクレンでは加工用原料への用途転用を中心に取り進め、その取り組みの一環として、このにんじんをこどもたちのために役立てたいという考えで、JAおとふけとホクレン、ネッスーが連携し、こども食堂などへ届ける方法を検討しました。
関係者コメント
ホクレン農業協同組合連合会 種苗園芸部 野菜果実花き課 課長 成瀬正茂 様一般的に「需給バランスが崩れる」と聞くと、圃場廃棄などの実施を思い浮かべる方も多いかと思います。実際に、産地や品目によっては、残念ながらやむを得ず圃場廃棄を選択せざるを得ない場合もあります。
しかし、北海道の系統組織としては、生産者が丹精込めて育てた農産物を廃棄することは、生産者の生産意欲や翌年以降の営農への影響も踏まえると、最大限回避しなければならないと考えました。
したがって、収穫されたにんじんが市場で売り切れないこととならないよう、一部原料を加工向けに仕向ける等の用途転用を進めましたが、そのなかで今回のネッスー様の取組みをお聞きした経過にあります。取組みを伺うなかで、こどもたちに北海道の旬のおいしい野菜を直接届けられる大変有意義な取り組みであり、系統組織としてもぜひ取組むべきと思い、かねてより本取り組みにご理解をいただいていたJAおとふけ様と連携のもと、今回にんじんを寄贈させて頂いた経過にあります。この取組みをきっかけとして、こどもたちの中で一人でも多くの北海道野菜のファンができれば幸いです。
JAおとふけ 販売部青果課 課長 山本倫之 様
実は今年、JAおとふけとしては決して豊作と言える作柄ではありませんでした。にもかかわらず、全道的な豊作に伴う需給バランスが崩れるという厳しい現実に直面することとなりました。
しかし私たちは、この逆境をむしろ「普段の流通とは異なる形で、こどもたちに届けるまたとないチャンス」と捉えました。農家が丹精込めて育てた大切なにんじんを無駄にせず、未来を担うこどもたちの健やかな成長のために届けたい--そう考え、今回の取り組みを実施いたしました。
一つひとつに生産者の情熱が詰まった野菜を味わうことで、食の大切さを学び、つくり手の想いも感じてほしいと願っています。そしてこの取り組みが、おいしい旬の野菜を囲むこどもたちの笑顔と、地域社会の絆を深める一歩となることを心から期待しております。
受け入れ先とのマッチングと各者の役割
約20トンのにんじんを1か所で受け入れることは難しいため、ネッスーは北海道・愛知・大阪の3地域のフードバンクなどと、受け入れられる量や時期を調整しました。にんじんは各団体から、地域のこども食堂などへ分配されています。
このマッチングを支えているのが、ネッスーが「こどもふるさと便(※)」で積み重ねてきた分配の経験です。「こどもふるさと便」は、寄付者には返礼品が、こどもたちには地域の食や体験が届く、「うれしい!が2倍」のふるさと納税です。ネッスーはこの仕組みを通じて、日頃から各地の特産品をこども食堂などへお届けしており、2026年夏にはJAおとふけからカレーセットを全国のこども食堂へ寄贈いただきました。保存のしやすさや量といった食品ごとの特性に応じて、受け入れ先や分配の方法を調整できることが、ネッスーの強みの1つです。
寄贈先での受け入れ・活用の様子
にんじんを受け取ったこども食堂などからは、「にんじんらしい味がしっかりして、とてもおいしかった」「物価高騰が続くなか、栄養たっぷりの野菜をいただけるのはありがたい」「とても甘みがあり、おいしかったです!こどもたちは、完食していました!」といった声が寄せられています。







※「こどもふるさと便」について
「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を活用し、地域の特産品や体験を「応援品」として、こども食堂やひとり親家庭、難病と向き合うこどもたちへ届ける仕組みです。寄付者は、通常のふるさと納税と同様に返礼品を受け取りながら、負担なくこども支援にも参加できる「うれしい!が2倍」のあたらしいふるさと納税のかたちです。さらに、寄付者自身が「応援品」の贈り先を地域・団体から選ぶことができ、「誰に、どんな応援を届けたいか」という想いを込めた、“使いみち共感型”のふるさと納税による寄付が可能です。
紹介動画:
公式サイト:https://kodomo-furusato.com/

ネッスー株式会社 概要代表取締役:木戸 優起
設立:2022年6月10日
所在地:〒155-0032 東京都世田谷区代沢4丁目44-4
URL:https://nessu.co.jp/
事業概要:
ネッスーは、「すべてのこどもたちが、公平に、未来へ挑める社会」の実現を目指し、こどもたちに希望と機会を届ける仕組みづくりに取り組むスタートアップです。ふるさと納税を活用して地域の産品や体験をこども食堂・ひとり親家庭などへ届ける「地域創生事業(こどもふるさと便)」、未利用食品を必要な世帯や団体の支援へつなげる「食と子育て支援事業」、廃棄資源を資材として循環活用する「サーキュラーデザインラボ」などの事業を展開しています。
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