バルクオムがサステナブル物流を推進。梱包資材を環境配慮の素材へ+置き配促進で宅配ボックスの「OKIPPA」をテスト導入
バルクオムは、メンズビューティを通じてサステナブルな社会を実現するために、研究開発、生産、パッケージング、製品出荷などのプロセスにおいて環境への負荷を減らす取り組みを推進している。
メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」のバルクオムは10月から、ECサイトで商品購入した顧客を届ける荷物の梱包資材を環境に配慮した設計にリニューアルする。9月には、サステナブルな物流の推進と配達時の「置き配」を促進するため、簡易宅配ボックスの「OKIPPA(オキッパ)」をテスト導入する。
梱包資材の刷新は、「リデュース」(ごみを減らすの意)が目的。配送時の梱包材の機能・役割・プロセスで必要な役割や利便性を損なうことなく、どこまで容器包装を最小化できるか検討。梱包資材の厚みやサイズをミニマム化し、汎用性の高い構造に変更した。
また、①配送箱の印字をボタニカルインキ(バイオマスインキ)にする②再生紙100%の茶箱および緩衝材にする③顧客が段ボールを簡単に畳めるような工夫を施して処分時の簡易化を図る――など、ゴミやCO2の削減を実現するために改善した。
9月からは、再配達削減に向けた啓発活動の一環として吊り下げ式の簡易宅配ボックス「OKIPPA」を試験的に導入する。「OKIPPA」は玄関のドアノブに取り付けることができ、在宅時でも非対面で荷物の受け取りが可能。2018年9月の発売以来、2024年3月時点で22万個以上が販売されている。
バルクオムは2021年12月から「置き配」サービスを導入。バルクオム公式サイトからの購入時に配達方法を選択するだけで、希望の場所への「置き配」指定をできるようにしてきた。再配達による配達事業者の労働環境改善、配送トラックのCO2排出量の削減・生産性向上などを図っている。
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