カインズが木造住宅用建築副資材専門商社のソニテックを買収、新築からリフォームまで施工現場を支えるサプライチェーンを構築
カインズは木造住宅用建築副資材専門商社のソニテックを買収し、新築からリフォームまでを支える建築資材のサプライチェーン強化に乗り出す。建築プロ向けの資材調達・供給機能を拡充し、施工現場の生産性向上につなげる考え。
10月7日 9:30
ホームセンター大手のカインズは10月6日、木造住宅用建築副資材専門商社であるソニテックの全株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。契約締結日は9月18日で、必要な手続きを経て10月19日に株式譲渡を実行する予定。
ソニテックをグループに迎え、住宅図面を起点にした積算から受発注、在庫管理、配送管理までをつなぎ、新築からリフォームまでを支える建築資材のサプライチェーン強化を進める。

今回の買収は、建築・住宅業界で深刻化する職人や施工管理人材の不足を背景に、施工現場の生産性向上をめざすもの。
住宅建築の現場では、多様な資材を工事の進捗に合わせて手配・納品する必要がある。資材の調達や納期、配送の管理が施工現場の負担になっていることから、カインズは商品の供給だけでなく、調達から物流までを含めた供給体制の強化に取り組む。
住宅図面を起点にした積算、受発注、在庫管理、配送管理までをつなげることで、施工現場の業務効率化と生産性向上を支援する。
ソニテックは1967年創業の建築副資材専門商社。ハウスメーカーやビルダー向けに、住宅図面をもとにした積算代行から、複数メーカーの商品を取りまとめた邸別・工程別の配送管理まで、一気通貫で提供している。
東北から九州まで営業所や配送センターを展開し、木造住宅用建築副資材の総合販売を手がけるほか、建築のプロ向け業務用建材・建築資材のECサイトも運営している。
カインズはソニテックが持つ建築副資材の調達、積算、受発注、物流のノウハウを取り込み、建築プロ向けの資材調達・供給機能を拡充する。
カインズはホームセンターの店舗網に加え、EC、リフォーム事業、建築プロ向け会員制卸売店舗「C'z PRO」を展開している。これまでも大都のグループ化、リフォームテクノロジー(旧・交換できるくん)との連携、アンドパッドとの資本業務提携などを通じて、商品調達、販売、施工、デジタル基盤の連携を進めてきた。今回のソニテックのグループ化も、こうした取り組みの一環となる。
今後は、ソニテックが培ってきた専門性や既存の顧客・取引先との信頼関係を尊重しながら、カインズが持つデジタル活用のノウハウや商品開発力も生かし、事業運営の高度化を進める。新築からリフォームまで、建築プロの施工生産性向上に寄与する独自のサプライチェーン構築をめざすとしている。
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