着物販売の日本和装ホールディングスは、ECサイト「KAERUWA」を2026年6月30日に閉鎖すると発表した。和装市場の縮小傾向を背景に、今後は創業以来の中核である販売仲介モデルへ経営資源を集中させる。
「KAERUWA」は2024年1月に、“きものをもっと身近に、もっと自由に”をコンセプトに立ち上げたECサイト。和にこだわった商品を扱う「和の総合サイト」として運営してきた。
一方、同社は和装業界について、市場環境の変化を背景に緩やかな縮小傾向が続いていると説明している。そのなかで、業界を牽引する立場として、より本質的な価値提供に注力する必要があると判断した。
こうした状況を踏まえ、今後の成長戦略を再検討した結果、同社は「無料きもの着付け教室の運営」と「着物販売機会の提供」を軸とする「教えて・伝えて・流通を促す」ビジネスモデルに経営資源を集中させる方針を決めた。これに伴い、「KAERUWA」は一定の役割を終えたと位置付け、閉鎖を決定したとしている。
今後は、創業以来の中核である「販売仲介」を軸としたビジネスモデルに立ち返り、和装文化の普及と市場の活性化に取り組む方針だ。「五方良し」の理念のもと、消費者、生産者、取引先、株主、社員のすべてにとって価値ある関係を築きながら、より多くの人に着物の価値を届けていくとしている。

