「AIきっかけ」の商品購入は半数超。AIの提案の追加検証はGoogle検索が87%、ECモールとSNSが34%

PLAN-Bマーケティングパートナーズの調査によると、生成AIを比較検討の入り口としつつ、検索エンジンなどで追加検証する行動が定着していることがわかった。

大嶋 喜子[執筆]

8:30

PLAN-Bマーケティングパートナーズが実施した「生成AIとの対話による購買行動調査 2026」によると、54%が生成AIとの対話をきっかけに商品を購入した経験があると回答した。生成AIによる提案・推奨の後に追加検証する手段は「Googleなどの検索エンジン」が最多だった。

調査対象は、生成AIを使った検索を日常的に行っている10代~60代の男女500人。調査期間は2026年5月11〜16日。

生成AIの日常利用率、「毎日・週数回」が26%

検索や情報収集をする際の生成AIの使用状況は、「常に使っている(ほぼ毎日)」が10.8%、「よく使っている(週に数回程度)」が16.0%、「時々使っている(月に数回程度)」が15.9%、「たまに使っている(数か月に1回程度)」が12.0%だった。

「常に使っている(ほぼ毎日)」「よく使っている(週に数回程度)」と回答した割合は26.8%で、前年調査の17.1%と比較すると9.7ポイント上昇した。

「名前は知っているが使ったことはない」は28.5%、「知らない/何のことかわからない」は16.9%だった。

検索(調べもの)や情報収集をする際の生成AIの使用状況
検索(調べもの)や情報収集をする際の生成AIの使用状況

商品購入・行き先決定ともに半数超がAIを活用

AIきっかけの「購買」や「行き先の決定」の有無について、「商品の購入」を決定したことがある割合は54.1%(前年調査比11.4ポイント上昇)、旅行先、レストランなどの「行き先」を決定したことがある割合は50.4%(同7.1ポイント上昇)だった。

PLAN-Bマーケティングパートナーズは「生成AIは商品・サービスの比較検討や意思決定の起点として、より存在感を増していることがうかがえる。前年に引き続き、商品購入と行き先決定の経験率が近い水準となっていることから、モノ消費・コト消費の両方において幅広く生成AIが活用されている」と考察している。

AIきっかけの「購買」や「行き先の決定」の有無
AIきっかけの「購買」や「行き先の決定」の有無

購入商品はPC・スマホ関連が最多

生成AIとの対話を通じて購入したことがある商品・サービスは、最多が「パソコン・スマートフォン・周辺機器」で40.9%、続いて「衣類・アパレル(ファッション小物含む)」が36.0%、「食品・飲料(サプリメント含む)」が34.9%だった。

「化粧品・スキンケア・ヘアケア」は30.7%、「家電」は25.4%、「本・雑誌・電子書籍」は25.0%、「金融商品(クレジットカード・証券など)」は20.8%だった。

PLAN-Bマーケティングパートナーズは「比較検討に複数の条件整理が必要となるカテゴリについても、2割以上が生成AIとの対話を通じて購買に至っている」と分析している。

生成AIとの対話を通じて購入したことがある商品・サービス(複数回答可)
生成AIとの対話を通じて購入したことがある商品・サービス(複数回答可)

追加検証は「Googleなどの検索エンジン」が87%でトップ

生成AIが提案・推奨した商品やサービスについて、生成AI以外で何を用いて情報収集や確認・比較したかを聞いたところ、「Googleなどの検索エンジン」が最多で87.4%、続いて「Amazonなどのモール型EC」と「InstagramなどのSNS」が同率で34.1%だった。「生成AI以外では情報を検証していない」は2.7%となっている。

PLAN-Bマーケティングパートナーズは「多くのユーザーが生成AIを比較検討の入り口として利用しながらも、検索エンジンやSNS、ECサイトなどを用いて追加検証を行う行動が定着している。Webサイト、SNS、ECサイトは、追加の情報収集や比較検討、さらに『答え合わせ』『最終確認』を行う場として、依然として重要な役割を担っている」と解説している。

生成AI以外に用いた情報収集方法(複数回答可)
生成AI以外に用いた情報収集方法(複数回答可)

調査概要

  • 調査名:生成AIとの対話による購買行動調査 2026
  • 調査期間:2026年5月11〜16日
  • 調査対象:生成AIを使った検索を日常的に行っている10代~60代の男女 500人
  • 調査方法:インターネットアンケート調査
  • 調査委託先:アイブリッジ

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