グローバルなデジタルバンク・決済プロバイダーのKlarna(クラーナ)は5月20日、「ChatGPT」内で利用できるアプリ「Klarna Shopping Search」を公開した。ユーザーは「ChatGPT」との会話を通じて、Klarnaを利用する加盟店が扱う商品の最新価格や在庫状況、オファー情報を検索し、そのまま販売店サイトへ移動して購入できるようになる。

「Klarna Shopping Search」は、ユーザーが欲しい商品を自然文で説明すると、複数の加盟店から最新価格、在庫状況、オファー情報を含む視覚的な検索結果を会話内に表示する。購入時には加盟店サイトへシームレスにリダイレクトされる仕組み。検索結果には関連性に基づくオーガニック表示に加え、視認性を高めるスポンサー枠も用意する。
「Klarna Shopping Search」は、Klarnaの「Product Search MCPサーバー」を基盤に提供。13市場にわたる1億点以上の商品データと、4億件の加盟店リスティングで構成するKlarnaのコマースデータを「ChatGPT」に接続し、会話内でリアルタイムの商品検索結果を表示する仕組みだ。
従来、消費者はAIに買い物相談をした後、複数のブラウザータブを開き、価格や在庫を比較する必要があった。「Klarna Shopping Search」は、こうした比較・検討作業を1つの会話内で完結できるようにすることで、商品発見から購入までをよりスムーズにする狙いがある。Klarnaは、消費者が比較検討に費やしていた時間の短縮につながるとしている。
Klarnaによると、2025年のホリデーシーズンには、AIプラットフォームから小売サイトへのトラフィックが約700%増加したという。さらに、AI経由で流入した買い物客のコンバージョン率は31%高かったとしており、AIが新たな送客チャネルとして存在感を高めている状況を示した。
Klarnaは、世界で1億1900万人超のアクティブユーザーと、1日あたり340万件のトランザクションを持つデジタルバンク・決済プロバイダー。100万以上の小売事業者がKlarnaのサービスを利用しており、Uber、H&M、Saks、Sephora、Macy's、Ikea、Expedia Group、Nike、Airbnbなどが導入企業として名を連ねている。

