Amazonマーケットプレイスの商品をSEO対策で上位表示する方法はありますか?
最近、Amazonマーケットプレイスに出店しているEC事業者さまから、「モール内の広告を使わず、SEO対策だけで商品ページの露出を増やしたい」という相談を受けました。
AmazonマーケットプレイスにおけるSEO対策はどのぐらい効果があるのか、気になっているショップさまも多いと思います。今回はその疑問に答えつつ、Amazonで売り上げを伸ばす戦略について解説したいと思います。
キーワード対策だけで順位を大きく上げるのは難しい
結論から言ってしまうと、「現在のアルゴリズムでは、広告を使わずにキーワード対策だけで自然検索の順位を大きく上げるのは難しい」と弊社では考えています。
なぜなら、自然検索の順位は「一定期間の商品の販売実績」の影響を強く受けるため、まずは販売実績が増えないと自然検索の順位も上がりません。特に競合が多いビッグワードの場合、新商品や販売実績が乏しい商品を、検索結果の上位にいきなり表示するようなことは、非常に困難であるのが現実です。
打開策は検索連動型広告を活用すること
自然検索の順位を上げるには販売実績を増やすことが必要ですが、Amazonマーケットプレイスでは、検索結果の1ページ目に表示された商品(カートボックスを取った商品)が非常に売れやすく、逆に、検索順位が下位の商品はユーザーの目に触れることなく埋もれてしまいます。
そのため、商品の販売実績を積み上げるには、まずは1ページ目に露出することが重要です。そして、その具体的な施策としては、検索連動型広告が現時点では最も有効だと考えられます。
検索連動型広告の運用ポイント
検索連動型広告の代表的なものとして、クリック課金型の「Amazonスポンサープロダクト」があります。この広告は、広告主がキーワードやクリック単価を設定し、入札形式で検索結果画面に商品を掲載します。最低出稿金額が1クリックあたり2円と安いため、上手に活用すれば高いROASを出すことも可能です。
また、検索結果の上部などにバナーが表示される検索連動型のディスプレー広告もあります。ディスプレー広告は、リンク先を自社店舗のカテゴリーページなどに設定することで回遊率の向上やアップセルなどを促進することができます。
Amazonマーケットプレイスでは商品ページに他社の商品(広告を含む)が表示されてしまうため、ページから離脱されやすいのが課題ですが、広告を使ってカテゴリーページに誘導すれば、特定のキーワードで検索したユーザーを「自社商品で埋め尽くされたカテゴリーページ」に誘導することも可能になります。
検索連動型広告はキーワード選びがカギ
検索連動型広告で効果を上げるためにには、「どの商品を、どのようなキーワードで露出させるか」を適切に判断する必要があります。広告のインプレッション数やクリック数、広告経由の売上金額などのデータを収集し、商品ごとに最適なキーワードを選ぶことが重要です。
「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
AmazonマーケットプレイスでSEO対策は効果があるのか?(2007/04/04)
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