スマホで開閉できる宅配BOXを開発、エスキュービズム

11月からサイバーエージェント・ベンチャーズと実証実験を行い、普及を目指す

中川 昌俊

2014年10月29日 7:00

ECサイト構築パッケージ「EC-Orange」を提供するエスキュービズム・テクノロジーは10月22日、スマートフォンアプリを鍵として利用し、受取人がいなくても荷物を保管できる宅配ボックス「スマート宅配BOX」を開発したと発表した。「いつでも買えて、いつでも受け取れる」ことを望む消費者のニーズを受け、開発に着手した。

「スマート宅配BOX」の鍵の開閉には、スマートフォンアプリを使用。配達員は荷物を入れた後、専用アプリに購入者のメールアドレスを登録し、スマホをBOXにかざすとBOXが閉まる。同時に、パスワードが入ったメールが購入者に届けられる仕組み。購入者は専用アプリに届いたパスワードを入力し、BOXにかざすと開封できる。開閉履歴はクラウドで一元管理し、配送トラブルなどが起こった際に参照できる。

11月からサイバーエージェント・ベンチャーズと実証実験を開始し、普及に向けた動きを進めていく。

BOXのサイズや色はオーダーメイドで注文することができ、一軒家をはじめ、マンションやオフィスのほか、駅や空港といった公共施設にも設置を予定している。価格は都度見積もり。

ネット通販の普及や1人暮らし世帯が増え、宅配便の再配達依頼件数は年々増加。再配達コストの増加が送料の引き上げにつながっている。送料引き上げはEC市場全体の鈍化につながる可能性があるため、再配達の減少を目的とした宅配ボックスの開発が進んでいる。

楽天は駅に商品を受け取れる宅配BOXを設置(関連記事はこちら)したほか、アマゾンも日本郵便、住宅設備メーカーのナスタと協力して宅配ボックスの開発を発表している(関連記事はこちら)。今後も宅配BOXの開発を行う、EC関連会社が増えてきそうだ。

スマート宅配BOX
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