イーシーキューブ、製造業のアフターマーケットDXを支援する「EC-CUBE Enterprise for AfterMarket」を展開
イーシーキューブは、製造業のアフターマーケットDXを支援する新ソリューション「EC-CUBE Enterprise for AfterMarket」を展開する。保守部品販売やBtoB受発注を起点に、納入機器と適合部品の管理、顧客別価格や承認フロー、基幹システム連携などに対応。製品納入後の顧客接点を支えるコマース基盤として、製造業の継続収益モデルの高度化を後押しする。
6月25日 10:00
イルグルムの連結子会社でEC構築プラットフォーム「EC-CUBE」を展開するイーシーキューブは6月19日、エンタープライズ向けサービス「EC-CUBE Enterprise」の業界別ソリューション第3弾として、製造業のアフターマーケットDXを支援する「EC-CUBE Enterprise for AfterMarket」の提供を開始した。保守部品販売やBtoB受発注を起点に、製品納入後の顧客接点を支える業務適応型コマース基盤として展開する。

対象は、産業機械や製造設備、工作機械、検査・計測機器、業務用機器など、長期間の利用を前提とした機器・設備を法人向けに提供するメーカー。製品納入後も保守部品や交換部品、消耗品の販売、保守サービスを継続的に提供する企業を主なターゲットとする。
背景には、製造業におけるビジネスモデルの変化がある。従来の売り切り型ビジネスから、保守サービスや部品販売を通じて継続的な収益を生み出すモデルへの転換が進む一方、現場では電話やFAX、メール、紙帳票による受発注業務が依然として残っている。注文確認や基幹システムへの転記、問い合わせ対応などに多くの工数がかかっているという。
また、保守・メンテナンス部門では、問い合わせ対応やエラー内容の確認、適合部品の特定に時間を要するケースも多い。こうした業務がベテラン担当者の経験や暗黙知に依存している場合、属人化や技術継承の課題につながることもある。
イーシーキューブはこうした課題に対し、「EC-CUBE Enterprise」の柔軟な構築基盤を活用し、企業ごとの商習慣や業務フローに合わせた個別設計・構築で対応する。
新ソリューションでは主に3つの領域を支援する。
1つ目は、保守部品販売やBtoB受発注業務のデジタル化。顧客や代理店がWeb上で部品を検索し、見積依頼や発注、注文履歴の確認を行える仕組みを構築することで、アナログ業務の負荷軽減を図る。
2つ目は、納入機器と適合部品の紐付けによる部品特定や問い合わせ対応の効率化。顧客ごとの納入機器情報と適合部品を連携管理し、必要な部品を探しやすい環境づくりを支援する。
3つ目は、代理店商流や顧客別価格、個別契約条件、部門別承認フロー、既存基幹システムとの連携など、製造業特有の複雑な商流や業務要件への対応だ。

今後は、保守部品販売やBtoB受発注を起点に、納入機器と適合部品の管理、顧客・代理店向けの購買体験向上、基幹システム連携を支援。将来的には修理・点検受付や保守履歴、技術資料、設備監視システムとの連携まで対象領域を広げ、製品納入後の顧客接点を支えるアフターマーケットプラットフォームへの発展をめざすとしている。

