「電子商取引に関する市場調査」がついに公開です。EC市場は拡大しているけれど、EC化率は横ばい?【ネッ担まとめ】
ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年10月11日~10月24日のニュース
10月27日 8:00
毎年秋口に経済産業省が発表する、恒例の「電子商取引に関する市場調査」が10月21日に公開されました。今回の「ネッ担まとめ」では、国内ECにおけるもっともマクロなデータを定点観測して、EC市場全体の流れを把握し、市場トレンドの共通認識を持ちましょう。
EC市場は拡大中。それでもEC化率は横ばい?
令和7年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | 経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2026/10/20261021001.html
2025年の日本国内BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、27.6兆円(前年26.1兆円、前々年24.8兆円、前年比5.5%増)に拡大しています。また、2025年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は、560.1兆円(前年514.4兆円、前々年465.2兆円、前年比8.9%増)に拡大しています。
EC化率※1は、BtoC-ECで9.80%(前年比0.02ポイント増)、BtoB-ECで45.9%(前年比2.8ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き進展しています。
サービス系分野のBtoC-EC市場規模の内訳をみると、「旅行サービス」(3兆7,603億円)が大きな割合を占めています。2025年は全体の伸びは前年より鈍化しましたが、「チケット販売」(前年比15.13%増)、「理美容サービス」(前年比9.49%増)、「フードデリバリーサービス」(前年比3.43%増)は昨年より大きく増加しました。
(中略)
デジタル系分野のBtoC-EC市場規模の内訳をみると、「オンラインゲーム」(1兆2,759億円)が大きな割合を占めており、前年比で1.65%増加しています。全体市場規模は前年比4.52%増と、前年を上回る伸びとなりました。
ECというと、どうしてもネットショップで商品を購入する「物販」のイメージが強いですが、旅行の予約やイベントのチケット購入も、すべてEC市場に値します。
今回特に伸びが強かった「サービス分野」のBtoC-ECの内訳だと「チケット販売」が、2024年からさらに15%以上の伸び。「飲食サービス」「金融サービス」も10%以上の伸びなんですが、実は、2023年から2024年にかけてよりも「伸び率」は減っているんですよね。
その他、「国内電子商取引市場規模(CtoC)」や「越境電子商取引の市場規模」なども掲載されているので、要チェックでお願いします!
要チェック記事
新人AI禁止令と、その結果の答え合わせ | Qiita | (和田 健太郎)
https://qiita.com/WdknWdkn/items/9b7dea889fec59194df5
やはりこういうのを見ると、これから社会人になる皆さんにとって、AIは幸か不幸かわからないですよね。果たしてAIは人類を幸せにしているのだろうか。毎日考えています。
運営堂のマーケティング活動を整理したら、仕事が来る仕組みが見えてきた | 運営堂
https://www.uneidou.com/22755.php
詳しく解説しながらのコラムなので少し読みごたえがある感じですが、一読の価値があります。自分自身の仕事とその目的をきちんと整理したい人に。
こんなクソ広告ばかり出していたら、そりゃWebから人はいなくなるよ。──Webメディア編集長として思うこと | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/2026/10/11/2809403/
少し前から日本でもっとも閲覧数が多そうな某メディアサイトにも、記事に広告が「デーン!」と出るようになりましたよね。収益化しなければいけないのはわかる。でも、自分で首を絞めてないか。
情報漏えいの公表急増――いま増えているのは「攻撃」ではなく「発覚」 | SECURITY DRIVE
https://securitydrive.jp/column/0023/
この「ネッ担まとめ」が世に出るまでにも、さまざまな情報漏洩、サイバーセキュリティ問題、そしてリスクの話が出てくるのでしょう。本当にすべてがAI起因の問題なんですかね。
ベテランの「伸びる・伸びない」という直感が若手の才能を潰す | サイボウズ式
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m006342.html
自分もわりと飲み会の場などで、「あの子は伸びるだろうね~」なんて勝手な解釈の話をしていたので反省しました。評価なんてものは「評価するときだけ」すればいい。
Webサイト改善は目標と現状の2つの数字から始める|測る・読む・直すの進め方|Web改善のレシピ
https://border-haze.co.jp/web-recipe/website-improvement-process/
そうなんですよね。目標と現状のギャップがあるからこそ、そこに課題が生まれ、改善や施策という具体的な行動につながっていくわけです。課題感がないと始まらない。
今週の名言
「売り上げは追うな、お客さまを追え」「広告はお客さまとの関係を作る」――澤井珈琲と「タマチャンショップ」が語った成長の原則 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/10/19/16824
2社の考え方を実務に落とし込むヒントとして、澤井氏の「解像度を上げる」ワークを紹介した。A4用紙にテーマを書き、1分間で25文字程度を5行書き出す。そこから重要な論点を次の紙に移し、10枚ほど連続して掘り下げていく――。
たとえば「3か月後に売り上げを2倍にするには」という目標を、「注文数を増やすには」「転換率を上げるには」と分解していくことで、具体的な行動まで落とし込む。
やるべきことが多すぎて手が止まる店舗ほど、目標までの道筋が見えていない。だからこそ、まずは紙に書き出し、一歩目を可視化することが重要だと訴えた。
この方法、すごく効果があるんですよね。私も、前職時代のコンサルタントの人から教えてもらい、今もモノゴトを考えるときの方法にしています。
まずは頭の中にあるものを書き出すこと。そして、大きな目的から小さな行動にブレイクダウンしていくこと。実は、大谷翔平選手で有名になった「マンダラチャート」と同じことをやっているんですよね。
ぜひ取り入れてみてください。とにかく、まずは書き出すことです。
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
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まず基本となるBtoC-EC全体の市場規模です。前年(2024年)の市場規模に比べて市場全体は着実に伸びているものの、以前よりも鈍化傾向にあることは確か。
ただ、2023年から2024年にかけてよりも、2024年から2025年にかけての方が、わずかに伸びが強くなっています。後述しますが、特にけん引しているのが「サービス分野」のBtoC-ECですね。
もちろん、さらにマクロな視点として、日本の経済市場全体から比較すれば、EC市場は「伸びている市場」です。