Webサイト担当者の4割以上が表示速度に不満。上位の改善項目は「セキュリティや信頼性の強化」「商品ページの情報充実」

MMDLaboとTeNが共同で実施したWebサイト表示速度に関する担当者の意識調査によると、Webサイト担当者の42.0%がWebサイトの表示速度に不満を感じていることがわかった。
改善している項目の上位には「セキュリティや信頼性の強化」「商品ページの情報充実」「WEBサイトデザインやUIの改善」などがあがった。
調査対象は20歳〜69歳のWEBサイト担当者500人で、調査期間は2025年5月14日〜16日。
4割以上が担当Webサイトの表示速度に「不満」
担当しているWebサイトで表示速度に不満を感じた経験があるかを聞いたところ、「不満を感じたことがある」が最多で42.0%、続いて「不満を感じたことはない」が35.6%、「どちらともいえない」が22.4%だった。

37.4%が表示速度を改善項目として認識
Webサイトの表示速度の改善を「意識している」「意識していない」「わからない」の3段階に分けて聞いたところ、「改善項目として捉えている」と意識している担当者は37.4%、「費用やリソースを使って取り組みたい」と意識している担当者は21.2%、「最も重要性が高い」と意識している担当者は5.0%だった。

8割以上が改善に取り組んでいる
担当しているWebサイトで「改善項目を認識している」と回答した474人に改善状況を聞いたところ、「取り組んでいるものがある」が84.6%、「優先的に取り組んでいるものはない」が15.4%だった。

「取り組んでいるものがある」と回答した401人に改善項目を聞いたところ、最も多かったのは「セキュリティや信頼性の強化」で37.7%、続いて「商品ページの情報充実」が34.9%、「WebサイトデザインやUIの改善」が34.7%だった。

Webサイトの表示速度を「改善項目として捉えている」という担当者のなかで、改善状況について「優先的に取組んでいるものはない」と答えた担当者に、Webサイトの表示速度の改善に取り組んでいない理由を聞いたところ、最多は「表示速度の改善による効果が見えづらい」で34.7%、続いて「効果的な手段・方法が分からない」と「社内に知見や人材がいない」がそれぞれ30.6%だった。

表示速度改善の目的は「顧客体験の向上」「ブランドイメージの向上」
Webサイトの表示速度の改善について「優先的に取り組んでいる」と回答した138人に、改善に取り組む目的を聞いたところ、最も多かったのは「顧客体験の向上」と「ブランドイメージの向上」でそれぞれ51.4%、続いて「離脱率の改善」が44.2%、「リピート率の向上」が42.0%という結果だった。

調査概要
- 調査期間:2025年5月14日~16日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:20歳~69歳のWebサイト担当者500人