大嶋 喜子[執筆] 6/11 6:00

MMDLaboとTeNが共同で実施したWebサイト表示速度に関する担当者の意識調査によると、Webサイト担当者の42.0%がWebサイトの表示速度に不満を感じていることがわかった。

改善している項目の上位には「セキュリティや信頼性の強化」「商品ページの情報充実」「WEBサイトデザインやUIの改善」などがあがった。

調査対象は20歳〜69歳のWEBサイト担当者500人で、調査期間は2025年5月14日〜16日。

4割以上が担当Webサイトの表示速度に「不満」

担当しているWebサイトで表示速度に不満を感じた経験があるかを聞いたところ、「不満を感じたことがある」が最多で42.0%、続いて「不満を感じたことはない」が35.6%、「どちらともいえない」が22.4%だった。

担当しているWebサイトで表示速度に不満を感じた経験
担当しているWebサイトで表示速度に不満を感じた経験

37.4%が表示速度を改善項目として認識

Webサイトの表示速度の改善を「意識している」「意識していない」「わからない」の3段階に分けて聞いたところ、「改善項目として捉えている」と意識している担当者は37.4%、「費用やリソースを使って取り組みたい」と意識している担当者は21.2%、「最も重要性が高い」と意識している担当者は5.0%だった。

Webサイトの表示速度についての意識
Webサイトの表示速度についての意識

8割以上が改善に取り組んでいる

担当しているWebサイトで「改善項目を認識している」と回答した474人に改善状況を聞いたところ、「取り組んでいるものがある」が84.6%、「優先的に取り組んでいるものはない」が15.4%だった。

担当しているWebサイトの改善の取り組み状況
担当しているWebサイトの改善の取り組み状況

「取り組んでいるものがある」と回答した401人に改善項目を聞いたところ、最も多かったのは「セキュリティや信頼性の強化」で37.7%、続いて「商品ページの情報充実」が34.9%、「WebサイトデザインやUIの改善」が34.7%だった。

担当しているWebサイトの改善項目(複数回答可)
担当しているWebサイトの改善項目(複数回答可)

Webサイトの表示速度を「改善項目として捉えている」という担当者のなかで、改善状況について「優先的に取組んでいるものはない」と答えた担当者に、Webサイトの表示速度の改善に取り組んでいない理由を聞いたところ、最多は「表示速度の改善による効果が見えづらい」で34.7%、続いて「効果的な手段・方法が分からない」と「社内に知見や人材がいない」がそれぞれ30.6%だった。

Webサイトの表示速度の改善に取り組んでいない理由(複数回答可)
Webサイトの表示速度の改善に取り組んでいない理由(複数回答可)

表示速度改善の目的は「顧客体験の向上」「ブランドイメージの向上」

Webサイトの表示速度の改善について「優先的に取り組んでいる」と回答した138人に、改善に取り組む目的を聞いたところ、最も多かったのは「顧客体験の向上」と「ブランドイメージの向上」でそれぞれ51.4%、続いて「離脱率の改善」が44.2%、「リピート率の向上」が42.0%という結果だった。

Webサイトの表示速度改善に取り組む目的(複数回答可)
Webサイトの表示速度改善に取り組む目的(複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月14日~16日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:20歳~69歳のWebサイト担当者500人
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