【EC調査】利用率が高いのはAmazon、2位は楽天。アジア消費者が越境利用したい国で「日本」が上位

トランスコスモスが「アジア10都市オンラインショッピング利用動向調査2018」で公表

渡部 和章

2018年4月18日 6:00

トランスコスモスが発表した、アジア主要都市におけるEC利用実態を調べた「アジア10都市オンラインショッピング利用動向調査2018」によると、東京(日本)で利用率がもっとも高いECサイトは「Amazon」だったほか、アジアの消費者が越境ECで商品を購入したい国として日本は比較的上位にあがっている。

オンラインショッピングで、よく利用するサイトやアプリを聞いたところ、東京(日本)では1位が「Amazon.co.jp」(79%)、2位は「楽天市場」(57%)、3位は「Yahoo!ショッピング」(23%)。

アジア各都市では、上海は「taobao.com」、マニラやバンコクでは「lazada.co,.ph」など、地場の有力オンラインショッピングモールの利用度が高い。また、東南アジア各国で「Facebook」が上位にあがっている。

オンラインショッピングで、よく利用するサイトやアプリ【トランスコスモスの調査】
オンラインショッピングする際に利用しているサイトおよびアプリ

国外のオンラインショッピングサイトを利用する際に「購入したい国」を聞いたところ、10都市すべてで「アメリカ」が上位3位以内に入った。

「日本」は7都市で上位3位以内。ハノイは1位、上海と台北、バンコクでは2位、マニラとシンガポール、ジャカルタでは3位。

国外のオンラインショッピングサイトを利用した際の購入国[トランスコスモス調査]
国外のオンラインショッピングサイトを利用した際の購入国

商品を購入したい国として「日本」をあげた人の割合(複数回答)が50%を超えたのは台北(76%)、ハノイ(66%)、上海(59%)、マニラ(57%)、シンガポール(54%)。

日本の商品に対するイメージは、「安心・安全だから」や「品質・性能が高い」の回答割合が比較的高い。

国外のオンラインショッピングサイトを利用した際の購入国[トランスコスモス調査]
商品を購入したい国として「日本」をあげた人の割合など

調査概要

  • 調査方法:インターネットによるパネル調査
  • 調査対象都市:日本(東京)、中国(上海)、台湾(台北)、インドネシア(ジャカルタ)、シンガポール(シンガポール)、タイ(バンコク)、マレーシア(クアラルンプール)、ベトナム(ハノイ)、フィリピン(マニラ)、インド(ムンバイ)の10都市
  • 調査対象者:10-40代の男女で、直近1年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者
  • 設問数:24問
  • 回収サンプル数:320x10都市=計3200サンプル
  • 調査実施期間:2017年12月13日~2018年1月5日
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