【事後レポート】ブラレスウェア「no-bu」、福島県矢吹町の高校生28名と女性視点の防災を考える授業を実施
「寄贈されたブラレスウェア100着を誰に届ける?」正解のない問いを通じて、災害時の公平性と必要性、避難所での尊厳について考える
株式会社キャンプ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:榊原美歩)が展開するブラレスウェアブランド「no-bu(ノーブ)」は、2026年9月16日、福島県矢吹町とともに、「衣服からはじめる防災デザインプロジェクト ~避難所の尊厳をデザインする次世代防災教育~」を主催しました。
福島県立光南高等学校の家庭系列被服コース2年生28名(うち男子生徒4名)を対象に、ブラレスウェアの開発背景や、避難所生活における女性特有の課題について講義を実施しました。さらに、2025年にno-buが矢吹町へ寄贈したブラレスウェア100着を題材に、限られた防災物資を誰に、どのような優先順位で届けるべきかを考えるワークショップを行いました。本プロジェクトでは、浴衣の構造を活用した防災用品の体験も実施。身近な衣服を通じて、防災における課題解決や意思決定について学ぶ機会となりました。

ブラなし1枚で着られるブラレスウェア専門ブランド「no-bu」
no-buとは“快適を着る服。” をコンセプトに、下着をつけずに外出できる新しい服の選択肢「ブラレスウェア」を提案するブランドです。ゴムやワイヤーを使わず、胸元の透けを防ぐ独自の特殊技術によって、リラックス感と外出着としてのきちんと感を両立。下着ではなく“服”としてつくることで、ブラレスが自然に選べる日常を目指しています。2024年7月のMakuakeローンチ以降、4回の合計応援購入総額は3,000万円を超え、大ヒットを記録しています。不便を「価値」に変える。ブラレスウェア開発の背景を紹介
最初の講義では、株式会社キャンプが「ブラレスウェア開発秘話 ~不便を『価値』に変える視点~」をテーマに、商品開発の背景と目的について紹介しました。no-buのブラレスウェアは、胸パッドを衣服に内蔵することで、ブラジャーなしでも着用できるよう開発された衣服です。
日常生活で感じる下着の締め付けや着替えの煩わしさといった身近な不便から生まれた商品が、災害時には、女性の避難生活を支える選択肢の一つにもなり得ます。
講義では、避難所生活における着替えやプライバシー確保に関する課題を紹介するとともに、生活者が抱える不便に目を向け、それを新しい商品の価値へと変えていくアパレル製品の企画・開発について伝えました。


「100着を誰に届ける?」正解のない問いに向き合うワークショップ
続いて行われたワークショップのテーマは、「100着を誰に届けるか?」。2025年にno-buが矢吹町へ寄贈したブラレスウェア100着を限られた備蓄資源と捉え、誰に、どのような優先順位で配付することが望ましいかをグループごとに検討しました。
授乳中の母親、着替えが困難な高齢者、思春期の女子生徒、プライバシーの確保が難しい避難者など、さまざまな状況にある人を想定し、公平性と必要性のバランスについて意見を交わしました。
最後には、各グループの代表が検討結果を発表。グループごとに異なる結論が示されました。
実際の災害時には、被災者の状況や避難所の環境、利用できる物資などによって、求められる対応も変わります。
一つの決まった正解を探すのではなく、その場の状況を理解し、限られた資源をどのように活用すればよいかを考えること。今回のワークショップでは、そうした防災における意思決定の難しさと大切さについて、体験的に学びました。

浴衣の構造を防災に活用。身近な衣服の新たな可能性を体験
本プロジェクトでは、光南高等学校の長尾教諭らによる「浴衣の構造と防災活用 ~『身にまとう』防災術を学ぶ~」の授業も行われました。生徒たちは、浴衣をリメイクして作られた防災バッグや簡易ベッドなどを実際に体験。衣服としての役割だけでなく、災害時に身近な素材を活用する工夫について学びました。
普段から衣服の製作を学んでいる被服コースの生徒たちにとって、日頃の学びを防災という新たな視点から捉える機会となりました。


生徒の声「災害時にどのような服で対応するかを学べた」
実際に災害が起きたときに避難した経験がないので、避難生活でどのような服を着るのか、どう対応すればよいのかを学ぶことができました。(光南高等学校 参加生徒)今回の授業を通じて、生徒たちは、普段は意識する機会の少ない災害時の衣服について考えました。
また、限られた防災物資の配付を検討するワークショップでは、避難者それぞれが異なる事情を抱えていることや、状況に応じて判断することの難しさに向き合いました。
開発者コメント

株式会社キャンプ 代表 榊原美歩女性の防災について、10代のうちから考えるきっかけをつくりたいという想いがあります。
災害時には、避難する方の年齢や身体の状態、置かれている環境によって、必要な支援が異なります。今回のワークショップには、必ずしも一つの正解があるわけではありません。大切なのは、その場の状況に目を向け、何が必要なのかを自分たちで考えることだと思います。
今回の授業をきっかけに、身近な衣服から防災について考え、さまざまな立場の人が安心して過ごせる避難所について、関心を持ってもらえたらうれしいです。
■ 2025年の防災物資100セットの寄贈から、次世代への防災教育へ
no-buと矢吹町の防災に関する取り組みは、2025年9月1日の「防災の日」に始まりました。同日、矢吹町に女性用防災物資100セットを寄贈するとともに、女性支援と防災をテーマにしたイベントを開催。地域の参加者とともに、女性が安心して過ごせる避難所のあり方について意見交換を行いました。また、株式会社キャンプの榊原美歩と鈴木愛子は、矢吹町の女性防災アドバイザーとして活動しています。


■ 衣服から考える、誰もが安心できる防災
no-buが目指しているのは、女性が自分の感覚で、心地よい服を選べることです。その選択肢は、日常生活だけでなく、災害などの非常時にも大切だと考えています。
避難所では、年齢や身体の状態、生活環境によって、一人ひとりが必要とする支援は異なります。
今回の授業では、衣服という身近なテーマを通じて、相手の立場に立って考えることや、限られた資源をどのように活用するかという課題に向き合いました。
no-buは今後も、矢吹町との連携を通じて、女性の視点を取り入れた防災や、衣服を通じた防災啓発の取り組みを継続してまいります。
■今後の展望
no-buでは、今回の取り組みを通じて得られた経験をもとに、女性が安心して過ごせる防災のあり方を、さらに広げていきたいと考えています。今後は、中学生や他の高校にも対象を広げ、身近な衣服を通じて防災について考えるワークショップを実施し、次世代が自ら考え、行動するきっかけをつくっていきたいと考えています。
また、ブラレスウェアの防災分野での活用や、「女性向け防災キット」の開発・普及も視野に入れています。引き続き、自治体や教育機関、地域の皆さまと対話を重ねながら、日常の心地よさと災害時の安心をつなぐ取り組みを進めてまいります。
■no-buとは
no-bu(ノーブ)は、“快適を着る服。”をコンセプトに、下着をつけずに外出できる新しい服の選択肢「ブラレスウェア」を提案するブランドです。ゴムやワイヤーを使わず、胸元の透けを防ぐ独自の縫製構造によって、リラックス感と外出着としてのきちんと感を両立。no-buのブラレスウェアは、「今日はブラレスで心地よく過ごそう!」と自由に選べる選択肢を“服のかたち”で提案しています。下着ではなく“服”としてデザインすることで、1枚で着られる快適さと、そのまま外に出られる利便性や安心感も実現しました。「ブラレス=ブラをしない時間」の選択肢があることで、女性がもっと自由に、軽やかに、そして活動的に過ごせると信じています。
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■株式会社キャンプ 概要
会社名 : 株式会社キャンプ所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷5- 12- 16益本ビ2F
代表取締役:榊原 美歩
設立 : 2023年8月
事業内容 : 商品企画・販売、イベント・ワークショップ企画・運営
ECサイト:https://no-bu.shop/
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